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第16話

再び
学校が終わり、私は早速神社へと向かった。

早く、早く。

心の奥で何かが私をせかす。

辛くて長い坂をのぼりきり、私は景色を眺めることなく神社へ走った。

「・・・星さん。いますか?」

恐る恐る声をかけてみる。

「いるよ」

そう言って星さんが奥の建物から出てきた。

「また来ちゃいました」

私は笑いながらそういった。

星さんは優しく微笑んで

「来てくれて嬉しいよ」

と言った。

トクン。

ん?なんか心臓が変な動きをした気がする。

まぁいいや。

「そう言えば、緋色のことなにも知らないや。教えてよ」

星さんはそう言いながら私を石でできた感じの椅子に座るよう促す。

私は、椅子に腰掛け

「たいしたこと話せませんよ」

と苦笑いをしながら言った。

星さんは何も言わず私の言葉を待っているみたいだ。

「えーっと、中学一年で、好きな食べ物はプリンで嫌いな食べ物はピーマン。あとは・・・あ、読書が好きです」

学校の自己紹介に少し付け加えた自己紹介をした。

「星さんは?」

私は思いきって聞いてみた。

「僕は、この神社で生まれてこの神社で育ったんだ。好きな食べ物は桜餅で、嫌いな食べ物は洋食かな?」

「洋食が嫌いなんですか?」

私は驚いてそういった。

星さんは、

「僕のおじいさんがそういうの苦手でさ、おじいさんに育てられたら自然とそうなっちゃった」

「そういうもんなんですね」

納得し私は頷いた。

「あと、星が好き」

星さんは付け加えるように言った。

確かに名前が星っていう字だし。

私はまたもや納得し頷いた。



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