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第5話

神社
やっと学校が終わった。

教室では新しい友達と一緒に帰ろうとしている子達が多かった。

少し照れくさくて嬉しい気持ち。

この気持ちを私は知っていたはずなのにもう、忘れてしまった。

教室のその輪をくぐりぬけ、私は廊下に出た。

廊下の空いた窓から風が入り込んで春の匂いがする。

私はそのまま一人で学校を出て、まだ慣れていない小学校の頃とは違う帰り道を歩いた。

中学校から家までは長い坂がある。

行きは楽だけど帰りはきつい。

私は少し憂鬱になりながら坂をのぼった。

坂を上りきり、下を見下ろしてみると景色が綺麗で憂鬱だった気分が少し晴れた。

夕焼けならもっと綺麗に見えるのかな。

そんなことを考えながら周りを見渡した。

すると少し歩いたところに神社があることに気がついた。

「こんなところに神社なんてあったっけ・・・?」

恐る恐る近づいてみると、もう古くて誰も使っていなさそうな神社だった。

なんだか、周りとは違うオーラを放っているそこは私を呼んでいるような気がした。

鳥居をくぐってみる。

そこは普通の神社だった。

「なんだ。普通じゃん。」

私は少し肩透かしをくらった気分になってため息をついた。

と、その時。

「こんなところに人なんて珍しい。」

声が聞こえた。

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