流「大ちゃん大丈…
大「なんで来たん!?」
流「…え?」
大「なんで俺の後追ってここに来たかって聞いてんの!」
流「…気になったから」
「2度と会えないかもって悪い予感がして…」
大「…もしあの人が昔のままだったら流星の命もなかったかもしれへんねんで!?」
流「それでもい…
大「よくない!!よくないんや…」
「お願いやから…」
流「ご…めん」
大「流星…。もう距離を置こう」
流「な…んで?頑張るから!大ちゃんにふさわしいように頑張るから!」
大「ごめん…流星に危険なことはさせられない。」
「ただ…最後に言っておきたいことがある」
流「なn…」
言葉を遮るかのように唇に柔らかく暖かいものが触れた
流「…!?」
大「流星のことが好き。どうしようもないほど大好き」
「この気持ちはきっと変わらない」
「だから、流星が大人になったら迎えに来ても…いい?」
流「それって…いつかまた会える…ってこと?」
大「うん!会いに来る!だからそれまでは俺のこと忘れないで」
流「忘れない!忘れるわけないです!」
大「じゃあ…また。愛してる、流星」
そう言い残してカフェを去った後、西畑さんとは音信不通となってしまった
ただ、その次の日のお昼。
みっちーから予想外の言葉を聞かされた
流「…大ちゃんどうしてる?」
駿「それが昨日の夜は楽しかった〜って帰ってきたんですけど今日の朝手紙だけ置いてあって荷物も全部なくなってて…」
流「ぇ?」
大ちゃん…みっちーからも離れたんや
駿「何か知ってます?大吾くんのこと。昨日何かありました?」
流「えっとっ…」
言っていいのかな…でも言わないほうがみっちーのためにもなるかもしれない。
ピコンッ…
流「…誰?」
悩んでいたら誰かから着信がきた
そこに表示されていた名前は
『謙杜』だった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!