第81話

mh * Happy Birthday
8,220
2021/12/01 15:26



u
ハオ!
今日遊園地行こ!
mh
mh
え?遊園地?
u
嫌...?
mh
mh
あ、嫌じゃないよ。
むしろ好きㅎㅎ
mh
mh
今まであなたから
遊園地行きたいって
聞いた事なかったから
ちょっとびっくりしただけ






私の誘いを受けた途端、

口にしていたお茶の手が止まって

私の事をジロリと見た。








それもそのはず









だって私、




怖がりだし

ジェットコースター苦手だから


デートで遊園地なんて行こうとしなかったんだもん。



それでも行こうと思ったのは

ミンギュ君からハオが遊園地好きと聞いたから。





ハオの誕生日の為なら

そ、、、そのぐらい頑張れるし!






*******





u
さぁ、ハオ!
何乗りたい?





着いた遊園地は家族やカップル

学生の団体がたくさんで笑顔に溢れている。






そう、私も笑顔で

この雰囲気に飲まれればきっと大丈夫、、、!






mh
mh
え、僕が選ぶの...?
あなたも一緒に選ぼ?ㅎㅎ
u
私はいいよ;
ハオの好きなのに乗ろ?
なんなら全部乗れるように周り歩こ!




喋りながら歩いていると

一番最初に現れたアトラクションが




まさかのジェットコースター、、、、






ハオも私もジェットコースターを見上げて

ハオの顔を覗くと目が合った。










mh
mh
やめとこうか?
u
だ...大丈夫だよ!
好きだよ、ジェットコースター
mh
mh
、、、本当に?







眉毛を下げて私を心配する眼差しが胸に刺さる。





ハオが楽しんでくれるように遊園地に来たのに

ここで絶叫系苦手でした

なんて絶対言わないからね。





大丈夫、



もう何年も乗ってないから

意外といけたりするかもしれないし。




笑顔で笑顔で、、、、、、、











なんて思ってたけど


u
ギャーーーーーーー‼︎‼︎


理想と現実の差




あり得ないぐらいに叫んで魂抜けると思った。







mh
mh
あなた、大丈夫?
ちょっと座ろうか
u
だ...大丈夫、
興奮しすぎて叫んだだけ
mh
mh
いいからベンチ座って?




私をベンチに座らせると


隣りに設置されていた

自動販売機から水を買って渡された。






なんてできる人なんだろ、、、、

好き、大好き






u
ありがと...
mh
mh
無理しなくていいのにㅎㅎ
u
無理なんてしてないよ!
mh
mh
はいはいㅎㅎ
mh
mh
じゃあ次はあれに乗ろうねㅎㅎㅎ








結局乗ったのは



ゴーカートにコーヒーカップ

メリーゴーランドとか



小さな子供が乗れるエリアに入り浸った。








私に気を遣ってくれてるのが見え見えで

何してるんだろ私。







でも子供好きなハオが子供と目が合うと




切長の目が更に細くなって

口元が緩んで口角が上がる笑顔を見ると


案外ハオも楽しんでくれてるのかもとか思った。














mh
mh
最後にあれ乗りたいな








ハオの指先は空を指したのかと思ったら


少し離れたところにある観覧車。










観覧車の下まで歩いて見上げると

思っていた以上に大きくて、



これに乗ったら

戻ってこれないんじゃないかって思う。












mh
mh
高いところ大丈夫?
u
た...たぶん
mh
mh
怖かったらやめよ?
u
ハオが隣りにいてくれるなら大丈夫



正直観覧車に怖気付いている。








観覧車に乗ると

少しずつ上に上がりながら

ゆらゆら揺れるし



怖くて隣りに座るハオの腕にしがみついた。










mh
mh
景色見れば怖いのが
薄まるかもしれないから
それまで目を瞑っててもいいからねㅎ




目を瞑ると


頭の上にハオの重みを感じて、

ハオの細長い指が髪を掬う。








mh
mh
今日...
僕の為に無理してでも
ここに連れて来てくれたの?
u
うん...
u
あ、無理なんてしてないよ!
mh
mh
ㅎㅎ
ジェットコースターの
あの反応しといて?
u
うぅ...
mh
mh
ありがとね。
すごく楽しかった
u
、、本当⁈
mh
mh
うん。
あなたと行く場所なら
どこでも楽しいよ
mh
mh
小さい子供をたくさん見ていて、
僕達にも子供が出来たら
こういう所連れてって喜ばせたいなって
そんな事も考えてたㅎㅎ





僕達にも子供、、、、







それってつまり、、、、








驚いて顔を上げれば

にっこり笑ってるハオの顔。








mh
mh
あ、これプロポーズじゃないよ?
プロポーズする時はもっと
上手くやるからㅎㅎㅎ
mh
mh
いつもあなたと
ずっと一緒にいたいと思ってるからね。
好きだよ、あなた
u
私も。
ハオ大好き...







ハオの顔が近づくとそのまま唇が触れた。








触れた唇が熱くて


私の顔も唇からどんどん熱が広がる。













mh
mh
ほら、
もう目を開けても怖くないでしょ?
mh
mh
景色見てみて?
綺麗だから







ゆっくり瞼を上げて

外を見ると夕陽が水平線に沈みかかって




空は水色とピンクとオレンジのグラデーション。









u
わぁ....綺麗...











(( カシャ








突然聞こえたシャッター音











mh
mh
よく撮れた、すごく綺麗だよㅎㅎ
最高の誕生日プレゼントありがとね













**・Happy Birthday the8・**


                   .....fin


































〜ここまでスクロールしてくれた方だけの
おまけのお話〜



mg
mg
ミョンホ〜♪♪
mg
mg
はい、これプレゼント!
1日遅れだけど
mh
mh
ありがとう、ミンギュ


mg
mg
昨日あなたちゃんと
何したの?
mh
mh
ん?遊園地行ったよ?
mh
mh
ミンギュ、
あなたになんか言った?
mg
mg
なんか?
ミョンホは絶叫マシンと
お化け屋敷好きだよ
って教えただけだよ?
mh
mh
そっか
mg
mg
え⁈まさか
ジェットコースター乗ったの⁈
あなたちゃんも⁈
どんなだった⁈
mh
mh
ミンギュ、楽しそうだねㅎㅎ
mg
mg
だって、あなたちゃん
すぐビックリしたり怖がるじゃんㅋㅋ
あなたちゃんの反応見たかったな〜...
あ、...
mh
mh
ミンギュ、
今度一緒に遊園地行こうかㅎㅎ
mg
mg
え、俺と⁈
行く行く!
mh
mh
バンジージャンプがある遊園地
選んであげるから、
お前飛べよ?(*^ ^*)
mg
mg
ひっ、、、‼︎‼︎




っていう作者の戯れでした(´ . .̫ . `)

プリ小説オーディオドラマ