…私は、大丈夫。
頭やられて腹やられて生きてるのすごいけど、
あなた「…圭介、の、とこ、行って、あげて…?」
マイキー「…分かった。死ぬなよ。絶対。」
あなた「当たり、前、じゃん。」
そう言って笑った私を見て安心したのか
少し柔らかい顔で圭介の方へ寄り添って言った。
あなた「ねぇ、千冬、武道くん。」
千冬「あんま喋んな。」
武道「…どうしたんすか」
あなた「…2人とも、何か、知ってんでしょ、?」
「「っ、!?」」
あなた「…おし、えて、よ。」
しばらく沈黙が流れ、千冬がこういった。
千冬「…たけみち。あなたは信じていいぞ。わけありなやつだ。」
武道「…千冬がいいなら、」
そう言って千冬が話し始めた。
千冬「…今までの抗争、全部"稀咲"が絡んでやがった。」
千冬が言うには、ドラケンが刺された時も
ぱーちんが長内を殺しかけた時も、
全部稀咲が裏で組んでたらしい。
圭介は稀咲のしっぽ掴むためにバルハラに入ったらしい。
あなた「…やっぱり、稀咲、の、せい、なんだ、、」
あなた「…ねぇ、千冬、耳、貸して」
千冬「…?」
あなた「…さっき、私が、倒れた、時、、圭介、が……し、」
千冬「…あなた、?おい、!あなた!」
千冬「…無理しすぎだ、」
千冬「(場地さんが、し…し、、死ん、だ、?)」
武道「千冬、?どうしたんだ、、、?」
千冬「…おい、武道、、、これ、やべぇぞ。」
千冬「あなたが、、あなたが、冷てぇんだよ、、」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。