あの二人ちゃんと誘えたかな〜
とか考えてたらいきなりマイキーが話しかけてきて
マイキー「……あなたっちさ、今年は行かねぇの?」
あなた「ん?何処に?」
マイキー「武蔵祭り。いつも俺の事誘ってたじゃん」
あなた「あ、あぁ〜、、、マイキーさ、いっつも私が無理やり連れてってたでしょ!」
マイキー「……うん、」
あなた「マイキーそういうのあんまり好きじゃないし、申し訳ないなって思って、」
あなた「今年は違う人誘ったの!」
マイキー「……は?」
目を合わせずに話してたからいきなり声の下がったその声を聞くと、まるでマイキーが怒ってるように聞こえる。
あなた「…だ、だからね、今年は違う人と行くから!しかもさ、マイキー、は…さ、あの……えっと、、」
マイキー「…何。」
あなた「…っ〜、マイキー、女の子に興味とか、ないじゃん、、?だからお祭り、私とじゃなくていいなぁって思って、!」
え、何言ってんの私。
違うじゃん。私が一緒に行きたいから、、
マイキーは仕方なく付き添っててくれただけじゃん、
マイキー「……そっか。」
え、あ…それ、だけなんだ。
毎年一緒に行ってたからさ、
いきなり私が違う人と行くって言ったらちょっとは怒るかなとか思っちゃったのにな
ははっ、、私、浮かれすぎだ。
自意識過剰かよ、。
あなた「じゃ!私はここで!」
マイキー「……うん。ばいばいあなたっち」
そう言って手を振って私達はわかれた。
あなた「…なんでこんな選択しちゃったんだろ。」
帰ったらエマとヒナから連絡が来て、
どうやら無事に2人とも誘えたらしい。
何故かダブルデートになったとか。
そして私も誘われてしまった、と。
千冬OKしてくれるかなぁ、、
しかもみんなマイキー来ると思ってるんだろうなあ、
なんか裏切った感すごいわ、、、ごめんみんな、。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!