少しの沈黙が続いて、
先に口を開いたのは、
千冬「……なんかあったんすか?」
千冬だった。
あなた「え!え、っと…なんかあったって言うか、?その、うーん…」
千冬「…やっぱり最近のあなたさんはおかしいっすよ。」
あなた「…っ、!?お、おかしいって何が、!?」
千冬「この前までのあなたさんはもっと、明るかったっす。それに、場地さんと似てたのに…」
あなた「……うん、。」
それ、言われてたっけな。圭介と似てるって、
ちょっとムカついたら人殴ったり。
人のチャリ壊したり。
千冬「それに、もっとあなたさん、アタックしてたじゃないすか。」
あなた「……え、?マ、マイキーに、?」
千冬「…覚えてないんすか?ずっと俺に言いに来てた、。"今日マイキーがね"って、」
あなた「……そ、そんなの、、、わ、私マイキーの事もうすきじゃないし!!!相談しなくなっただけ!!」
あ、やばい……私今、、、嘘、ついた、。
千冬「……っ、!?!?」
すごく驚いた顔してる、。
そりゃそうか。
あんなに好きだったもん。
千冬「それ、ほんとっすか?」
あなた「…ぇっと、、、う、うん…」
違います。大好きです。
千冬「………じゃあ、、俺にも、チャンスあるってことっすよね?」
え、?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。