それでもマイキーは何も言わない。
あなた「……なにか言えば」
そう問いかけても、
マイキー「……………」
マイキーはずっと無言、
でも握る力はどんどん強くなっていって、
あなた「い"っ…………ね、、ぇ、、…い、った、い…」
握る力もだが、マイキーの爪が私の皮膚にくい込んでとても痛い。
血がどんどん出てくる。
マイキー「……………」
痛いと訴えかけているのに、
マイキーに反応無し、
私女の子なのわかってる!?
傷残ったら嫌なんだけど、!!
あなた「マイキー!!!!!!!!!」
マイキー「………っ、、!?!?!?」
マイキー「あなたっち、、その手首……」
マイキーは何も知らなかったかのように問いかけてくる。
グイッ
竜胆「………おい、マイキー…ふざけんじゃねぇぞ、」
竜胆がマイキーの手を離してくれた
あなた「り、竜胆…ありがと、、」
竜胆「…あなた、後ろ、下がっとけ。」
あなた「…うん、」
蘭「で、マイキー?お前、なにやったか、分かってるよな」
マイキー「……あれ、、俺が、やったのか…」
バシッッッ
竜胆「ふざけんなよ!!!内から外まで女傷つけて楽しいかよ!!!」
蘭「長年いたやつよりも、つい最近会った女の方がいいんだな。お前って、」
マイキー「そ、そんなっ!」
蘭「そうだろ。」
低い声で睨みつけながら言う蘭、
竜胆「もっとあなたの事、大切にしてやれないのかよ、」
とても悲しそうに訴えかける竜胆。
2人の背中はとても優しくて、暖かくて、
一緒にいたい。
と、そう思ってしまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!