次の日
今日は11月11日。
中三のこの時期なんて...憂鬱でしかないよ...。
華奈『おはよぉーれ!』
稚那『おはよ。』
華奈『どーしたん?元気ないじゃん。』
稚那『なんでもないよ。』
華奈『私に任せなさい!(*`∀´*)』
華奈.....私の一番の問題はあなただよ。
中学生にもなると、陰口が増えてくる。
その陰口は、本人の耳にも届く。
陰口は、《怖いもの》。
その《怖いもの》を、私の事を裏で言ってるらしい。
とてつもなく酷いことを。
「稚那さー、ウザイよねー!」
「わかるーぅ」
「華奈さー、よくつるんで居られるよね。」
華奈「正直無理だよ?きらーい笑」
「生徒会だったからとかしらないけどさー、威張りすぎ笑」
「権力?持とうと頑張りすぎワロタ笑」
「ほんと、関わりたくないよねー」
怖い。
華奈が、怖い。
稚那『はぁ。il||li (っω-`。)il||liずーん・・・』
瑞稀『どうしたんだよ。』
稚那『.........瑞稀...くん。』
瑞稀『何かあったのか?』
華奈に陰口言われてること、
相談してみようかな…。
華奈『稚那ー!ちょっと見てこれー!秋出てる!笑』
稚那『え!?』
瑞稀『また、LINEして。』
稚那『あっ、ありがとう』
瑞稀くん、ごめんね。
私は『秋』という、
同じクラスの関西ジャニーズJrの子につられて、
ていうか.......華奈に逆らえなくて、
華奈や、私のことを陰口で叩いてた子達の
方に行くね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!