ここは、自殺で有名な橋。おばあ様の家の近くの山と山をつなぐボロい橋だ。おばあ様の住んでいる町の住民が、ここで自殺をするらしい。私は、親の目を盗み、こっそりと抜けてきた。自分の部屋には、遺書がある。

私は、幽霊は信じてる。てか、幽霊が大好きだ。なぜかって？それは、醜い人間どもより素直だから。まぁ、元は人間だが(笑)

下は、何mあるんだろうか。あまり、見えない。噂によれば、下は川のはず。ゴツゴツとした岩がたくさんあり、川の流れも激しいらしい。確かに、下からゴーゴーと川の流れる音がする。

体に目を向けると、傷だらけ。6月の暑い日といっても、山に半袖半ズボンで来てしまった。途中、道がわからず竹やぶを突っ走ってきたからだろうか。

そして、飛び降りようとしたとき


ピロリん(YouTube着信音)

YouTubeを開いてみると、チャンネル登録している人が新しく投稿したのだ。
最後のYouTubeでも見るか…と思いながら、その動画を見てみる。そこには……

声優蒼井翔太の動画だった。

何、この人…めっちゃ声高い……凄い

その圧倒差に声がでない。

私は、なぜか泣きはじめた。まだ、知らない人なのに涙が止まらない。

なぜか、昔を思い出す。はっきりとはわからないけど、何だが懐かしいような。見覚えがある。どっかで会ったことがあるような、ないような……

不登校になる前は、感情を表に出さず、無表情と言われていた。でも、不登校になったことで、無表情の前に、感情そのものがなくなってしまった。
でも……

初めての感情。こんな感情は、生きてきて13年間初めてだ。

そして

自殺するのをやめた。

おばあ様の家に帰ってくると、遺書を捨てた。そして、その日は月曜日だったため、自分の学校に行った。
行く気はないけど、なぜか今なら、行けるような気がした。

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作者です。

死ぬことこが嬉しすぎて、ちょっと主人公おかしくなっていましたね。狂ってるのかな？

今回もしょーたんが出て来なくて申し訳ないです！まだ、しょーたんとの出会う前を書いてます。

ではでは！(^-^)/！