第24話

編入試験
647
2019/04/03 04:15
私が、翔太様と同居し始めた頃。私の親権が裁判で翔太様になると確信したのか、東京都内の有名私立進学校の編入試験を受けさせてくれた。
試験監督
始めっ!
そこの中学校は、室町時代からあるという伝統のある学校。何度もの、戦争などで火事になったりしてきだか、何度も建て直されたという。東京都中央区にある広さ東京ドーム5個分で幼等部、初等部、中等部、高等部、大学がある。全校生徒の偏差値は70以上。(馬鹿でも推薦で入れる場合も)学科も中等部からたくさんある。また、部活動も活発だ。
主人公
(はぁ……試験なんてめんどくさ。翔太様、お金で入らさせてくれないのかな…………)←最低
試験内容は、国語、数学、理科、社会、英語が紙用紙でのテスト。音楽、技術、美術、家庭科が実技でのテスト。2年生からの編入試験となり高等部の勉強内容も含まれている。
紙用紙でのテストは、一教科一時間。全問500問で450点以上で合格。実技テストは、一教科、30分。美術は、東京都の絵を描く。音楽は、ピアノや吹奏楽部が使う楽器及び、オーケストラが使う楽器全てを決められた歌のサビの部分を弾くこと。技術は、木で小さな机を作成。家庭科は、服のデザインからミシンで服を作るところまで。1日かけて試験は行われる予定だ。控え室には、翔太様が待っている。
主人公
終わりました。
試験監督
ですが、まだ、国語試験終了まで30分残ってますので見直しを…
主人公
いいえ、結構ですわ。
試験監督
待ってください。学院長に許可を────
学院長
いいのではないですか?解き終わったと言っているのなら。
主人公
(いつから、そこに!?)
試験監督
かしこまりました。では、問題用紙を集めます。休憩をどうぞ。
主人公
いいえ、休憩なんていりませんわ。次の教科のテストをお願い致します。
学院長
面白い子ですね。良いでしょう。次の教科を。
試験監督
かしこまりました。
私は、休憩なしの30分間テストを受けた。8時から始めた紙用紙での試験は、正午に終わる予定が10時半に終わった。
試験監督
はやく、終わりましたね。
学院長
それじゃぁ、実技の試験も行いますか?
主人公
はい。
学院長
いいでしょう。
試験監督
まずは、美術の実技試験です。お題は東京の風景。場所は、お好きなように
主人公
わかりました。
~20分後~
主人公
終わりました。
試験監督
はやいっ!
学院長
どれどれ~………………うんうん。下書きも塗りもよくできています。学院に飾ることにしましょう。
試験監督
次は、音楽の実技試験です。
ー🎵ー🎶ー🎼ー💿ー♪
学院長
≪拍手≫
何て、綺麗な音色のことでしょう。吹奏楽の楽器や、オーケストラの楽器を全部弾ききれるとは……
試験監督
世界音楽大会で優勝された学院長が泣かれている!
≪技術、家庭科終了≫
そして、学院長室で試験の結果を待つことになった。
学院長
あなたさん、試験お疲れ様でした。素晴らしい試験でしたね。
主人公
お褒めいただき光栄です。
試験監督
失礼いたします。学院長、蒼井あなた様の編入試験結果が出ました。
学院長
どれどれ~…………うん。私の思った通りです。
主人公
(決まった!)
学院長
蒼井あなたさん、ようこそ。私立麗美学院へ。あなたを、中等部エトワール科の生徒と認めます。合格おめでとうございます
主人公
ありがとうございます。
別に何とも思わない。だって───────合格するのは当然だから。翔太様のためにも
主人公
学院長、お願いがあります。
学院長
はい。何でしょう。
主人公
入学手続きを遅らせてほしいんです。
学院長
まぁ。それは、何故です?
主人公
家庭の用事で。
学院長
う~ん………いいでしょう。
主人公
ありがとうございます。では、失礼いたします。
学院長
はい。君がこの学院に通う日を待っています。
─────────
蒼井翔太
蒼井翔太
あなた!どうだった?
主人公
合格しました。
蒼井翔太
蒼井翔太
おめでとう。よく頑張ったね。
主人公
ありがとうございます
その頃学院内では
報道部
速報ー!速報ー!今日、行われた編入試験の結果、新しい生徒が中等部二年エトワール科に入学が決定ー!
中等部女子生徒
エトワール科ですって?
中等部女子生徒
編入生でエトワールって………
中等部女子生徒
歴史が動きましたわ!
中等部女子生徒
ねぇ、編入試験って
中等部女子生徒
えぇ。一教科500問で一時間で解くのが条件。一教科450点以上を取らなければ入学は認められないはずよ。それに、実技では、吹奏楽やオーケストラの楽器を全部弾かなければならない普通の受験よりも難易度が高い試験よ。
中等部女子生徒
それをどうやって、合格したのかしら?
中等部女子生徒
お金じゃ……
中等部女子生徒
何おっしゃってるの!?お金で入学するのなら500億円ですわよ!
中等部女子生徒
どんな方なのかしら……
中等部女子生徒
きっと、お美しい方だわ!
中等部女子生徒
はやく、お会いしてみたいですわ
中等部女子生徒
でも、二学期からだとお聞きしましたわ
中等部女子生徒
まだ先じゃないの!
高等部女子生徒
ねぇ、お聞きした?中等部に編入生がいらっしゃるそうです。
高等部女子生徒
何故、中等部に?
高等部女子生徒
しかも、エトワール科ですって。
高等部女子生徒
エトワール科!?
高等部女子生徒
えぇ。どうやら、編入試験が満点だったらしいですわ。
初等部男子
ねぇねぇ、中等部の先輩に編入生が来るって!
初等部男子
えー!マジ?可愛い先輩がいいなー。
エトワール科というのは、私立麗美学院での特権を持つ普通の生徒にとっては神のような存在。普通の学校の生徒会のようなもの。プリンセス、プリンス、パラディン、メイドがいる。それぞれの等部にいるらしい。
あ、ちなみに試験結果は、満点だったよ。私、凄いでしょ。
───────────
作者です。
第24話【編入試験】いかがでしたか?

次回の更新でお会いしましょう!

今回も、【今日は翔太様のために】を読んでくださり、あざまるすいさん!

次回をお楽しみに!

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