私が、翔太様と同居し始めた頃。私の親権が裁判で翔太様になると確信したのか、東京都内の有名私立進学校の編入試験を受けさせてくれた。
そこの中学校は、室町時代からあるという伝統のある学校。何度もの、戦争などで火事になったりしてきだか、何度も建て直されたという。東京都中央区にある広さ東京ドーム5個分で幼等部、初等部、中等部、高等部、大学がある。全校生徒の偏差値は70以上。(馬鹿でも推薦で入れる場合も)学科も中等部からたくさんある。また、部活動も活発だ。
試験内容は、国語、数学、理科、社会、英語が紙用紙でのテスト。音楽、技術、美術、家庭科が実技でのテスト。2年生からの編入試験となり高等部の勉強内容も含まれている。
紙用紙でのテストは、一教科一時間。全問500問で450点以上で合格。実技テストは、一教科、30分。美術は、東京都の絵を描く。音楽は、ピアノや吹奏楽部が使う楽器及び、オーケストラが使う楽器全てを決められた歌のサビの部分を弾くこと。技術は、木で小さな机を作成。家庭科は、服のデザインからミシンで服を作るところまで。1日かけて試験は行われる予定だ。控え室には、翔太様が待っている。
私は、休憩なしの30分間テストを受けた。8時から始めた紙用紙での試験は、正午に終わる予定が10時半に終わった。
~20分後~
ー🎵ー🎶ー🎼ー💿ー♪
≪技術、家庭科終了≫
そして、学院長室で試験の結果を待つことになった。
別に何とも思わない。だって───────合格するのは当然だから。翔太様のためにも
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その頃学院内では
エトワール科というのは、私立麗美学院での特権を持つ普通の生徒にとっては神のような存在。普通の学校の生徒会のようなもの。プリンセス、プリンス、パラディン、メイドがいる。それぞれの等部にいるらしい。
あ、ちなみに試験結果は、満点だったよ。私、凄いでしょ。
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作者です。
第24話【編入試験】いかがでしたか?
次回の更新でお会いしましょう!
今回も、【今日は翔太様のために】を読んでくださり、あざまるすいさん!
次回をお楽しみに!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!