集合時間の30分前に着いた。まだ、翔太様は来ていない。
蒼井翔太said
僕は、マネージャーと飛行機に乗った。もうすぐ、熊本に着く。
約束の時間 10時。
マネージャーには、離れてついてきてもらうことにした。ちょっと、マネージャーにはお願い事があったから。それはまだ、内緒。
ここには去年、来たことがある。だから、だいたい道は覚えている。
すると、
僕は、立ち止まってしまった。なんて、美少女なんだろう。オーラが違う。腰まである長い髪。黒くてツヤツヤだ。そして、足が長い。肌も白いし。腕も細くて長い。まるで、二次元から出てきた子みたい。
ヤバイ。好きになりそう。
あなたちゃんは、ビックリしたような顔をした。
あなたsaid
声優の蒼井翔太さんだぁ~!
なんて、かっこいいんだろう。なんて、可愛いだろう。癒される。目の保養。
ほんとに三十路なの!?
肌白いし、目が大きいし、美貌だし、背が高くてお洒落だなぁ~💕
まさか、一対一で会えるなんて幸せ~💕
何を話せばいいんだろう。
──────────アニメイト
私は、声優の雑誌とツキウタのグッズ、あんスタのグッズ、うたプリのグッズ、デジタルのタブレット(絵を描くやつ)を買ってもらった。
てか、商品を見ていただけで買ってくれた。
翔太様は、易々と財布から10万を出した。
アニメイトで十万も使うなんて……
て、タブレットが七万もしたんだよ……
お金持ちだなぁ。この人。
ポイントがめっちゃあがった。8000ポイント。
そして、翔太様が「連れていきたいところがあるから」と言って、タクシーでそこまで行った。
そこは、熊本で一番家賃が高い高級高層マンション。
翔太様は、ホールへと入っていく。すると
高級マンションとは聞いていたけれど、まさかコンシェルジュまでいるとは……
しかも、床がふわふわでアロマの香りがする。天井には、多数のシャンデリア。壁には、絵画が飾ってある。
エレベーターに乗り込むと、翔太様は、58階を押した。よく見ると、58階から上のボタンはない。もしかして、最上階!?
ついていくと、すぐ玄関が。
ピッ(カードキー
カードキー!?
中に入ると、玄関が物凄く広いことがわかる。床は、大理石だ。
廊下を少し歩き、翔太様は、リビングにつくと、ソファに座るように言った。
と、部屋に案内してくれた。
こんなに嬉しいことはない。翔太様によると、クローゼットにある服は、ほんの一部(夏服用)で他の服(他の季節の服)は、違う部屋に置いてあるみたい。
また、リビングに戻った。
バッと翔太様は、私の上着を脱がした。
マズイ………
見られてしまった。
‘ビクッ’
翔太様が急に私の肩を掴んできた。
翔太様は、悲しそうな顔をした。
翔太様は、何かを考えていた。
すると、翔太様が私を抱き締めた。
そして、家まで送ってもらった。
蒼井翔太said
まさか、痣まで付けられてるんなんて思わなかった。顔に痣がなかったのが不幸中の幸いだ。全身に複数の痣、傷跡。普通、メイドが気付くはず。まさか、メイドがいない?それか、監禁されてるか。あー、でも今日来たし、学校も行ってるってことは、家の中で過ごすときだけ?
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ども!作者です。
ついにしょーたんと主人公が会いました!
マネージャーもいましたね
主人公は、父親(義理)に虐待を受けています。あとは、言葉での暴力もあります。
次回から多くなるので、ご注意ください。
そして、そして!この物語の鍵となる!
【親権喪失】
詳しくは、Googleでご検索ください!
ではでは!(^-^)/!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。