第102話

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2023/11/05 08:00
一世一代のプロポーズ。

大事なことなので、もう一度。
かみやま
結婚してください。
彼女の目からは止めどなく涙が溢れた。

それを見た智叶がオロオロし始めた。
ちか
ママ?どこかいたいの?
あなた
ちい?
ちか
ママ、だいじょうぶ?
彼女は智叶を自分の方に向かせた。
あなた
ちい、大事な話するね。
ちか
…あい!
あなた
ちいのお名前、藤井智叶でしょ?
ちか
うん。
あなた
神山智叶に変わるけどいい?
かみやま
え?
ちか
かみやまちか?
あなた
そう。パパと同じ名字になります。いいですか?
ちか
あい!かみやまちかです!
あなた
よくできました。
彼女は智叶をぎゅっと抱き締めた。

そして、俺の方を見た。
あなた
とも?
かみやま
は、はい!
あなた
はめてもらえますか?
そう言うと、彼女は左手を俺の前に出した。

俺は震える手で指輪を薬指にはめた。

その指輪を見て、彼女は照れくさそうに笑った。
あなた
神山あなたにしてもらえますか?
かみやま
はい!
一瞬、頭が追い付かなかった。

状況を理解したと同時に喜びが爆発した。
かみやま
よっしゃぁぁぁぁぁ!
思わず叫んでガッツポーズした。

嬉しくて、思いきり2人のことを抱き締めた。
ちか
パパ、くるしいよ!
かみやま
ごめんやけど、もうちょっとこのまま。
あなた
ふふっ、幸せだね。
ちか
うん、しあわせ!
かみやま
俺、今世界一幸せや!
ちか
ちいも!
あなた
ママも。
3人で笑い合った。

ほんまに幸せや。
彼女に出会えたこと。

彼女と付き合えたこと。

彼女がいなくなったこと。

彼女と再会できたこと。

彼女と俺の子どもに会えたこと。

彼女とまた一緒に過ごせること。
俺と出会ってくれてありがとう。

俺を好きになってくれてありがとう。

俺を理解してくれてありがとう。

俺を支えてくれてありがとう。
かみやま
これからも、2人を幸せにします!
あなた
よろしくお願いします!
ちか
おねがいします!
これからは3人で幸せになろう。

2人を絶対に幸せにします。

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