第4話

EPISODE3
664
2023/12/10 11:00
あなたside―――

2019年1月 ニューヨーク―――

私は2013年のGJCに合格し、
ニューヨークへ3年間の留学。
そのまま残り、今はダンススクールの先生を
している。
いつも通り朝起きたらジョギングをし、
ダンススクール場所に向かった。
今日は何を生徒たちに教えようか。
そんなことを考えていた。

が、なんか今日は違う。
スクール長のサナもなんかそわそわしてる…
絶対になんかあるよね。
サナは嘘が下手くそだからなー。
サナ
あなた!お客様だよ!

サナはその『お客様』とやらを
待ってましたといった感じで歓迎していた。
…めんどくさい予感…。

サナ
あなた!ほら!挨拶して!
まだ私は『お客様』の顔を見てもいないのに、
サナに頭を掴まれ強制的にお辞儀させられた。
え、よっぽどすごい人なの??
なにお金持ち?なら気になる。
報酬次第では全力で頑張る。

だけど、その予想は裏切られた。

あなた
え…HIRO…さん?
HIRO
あぁ。久しぶり。
3年ぶり…ぐらいかな?
目の前にはLDHのCEO、HIROさんが
立っていた。

HIRO
おいあなた。口が空きっぱなしだぞ笑
あなた
あ、ちょ、やめてってば。

むにむにと私のほっぺを掴む。
HIROさんには小さい頃からお世話になってる。
色々と。だから、今は親子みたいな関係。
あなた
こんなわざわざニューヨークにまで
来るってことは、またお願いごと?
まぁ今は依頼とか入ってないから
別にいいけど。
HIRO
ははっあなたにはお見通しだな。
話したいからカフェでも行かないか?
あなた
私は別にいいけど…サナ、いい?
サナ
うん!いいよ!
今日のレッスンは私に任せて!
あなた
うん。ありがとう。
じゃあ行こっかHIROさん。
HIRO
昔みたいにHIROでも良いんだけどな笑
あなた
いやいや、さすがに社長様のことは
呼び捨てにできないよ。

じゃあ行ってくるね。
そう言って私たちはカフェに向かった。



カフェ―――


あなた
で、話って?
HIROさんはブラックコーヒーを1口飲み、
真剣な顔になった。

HIRO
…Jr.EXILEを育てて欲しい。
あなた
Jr.EXILE?何それ?
HIRO
GENERATIONS、THE RAMPAGE、
FANTASTICS、BALLISTIK BOYZの
4グループのことを言うんだ。
まぁBALLISTIK BOYZは今年の5月
ぐらいにデビューするんだがな。
あなた
ふぅん。なんで私に育てて欲しいの?
HIRO
今のJr.EXILEは十分パワーも
スキルもすごい。
あなた
ならいいじゃん。
HIRO
けど、何か足りないんだ。
あなたにはその何かを気づかせて欲しい。
あなた
え、HIROさんがその何かが
わからないんじゃ、
私もわからないから無理だよ。
HIRO
…頼む。彼らのスキル向上に
手伝って欲しい。
あなた
えー…

私はどうしよっかなと渋っていると、
HIROさんがため息をつき、
こちらを見据えた。
HIRO
報酬は弾むぞ。
あなた
おいくら万円?
HIRO
はははっ!あなたは小さい頃から
お金が大好きだもんな。
あなた
当たり前でしょ。
報酬次第で私のやる気は変わるから。
HIRO
うーん…じゃあ衣食住はこちらで
すべて提供する。もちろん無償だ。
報酬は…年600万でどうだ。
あなた
よし。じゃあ決定。
いいよ。手伝う。
HIRO
ほんとうか!?助かる…。
無理言って悪いな。
あなた
まぁちょうど暇だったからね〜。
Give&Takeってやつだよ。
HIRO
19歳でそれ言うやつ中々いないけどな…笑
ま、詳細は追って連絡する。
じゃあ俺は仕事があるから。
あなた
えっ!?日帰り!?
なんだ夜ご飯一緒に食べれるかと
思ったんだけどなぁ…
HIRO
どうせ俺の奢りだろ?
あなた
バレてた笑
HIRO
バレバレだわ笑

それじゃあ。

そう言い、HIROさんは軽く手を振って店を
出ていった。

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