第5話

EPISODE4
719
2024/02/06 09:52
あなたside―――


カフェから出て、スクールに戻る途中で
私の携帯が振動した。

あなた
あ、HIROさんからだ。


内容は先程の話の詳細。
そこにはずらっと丁寧な文が
並んであった。


あなた
…なんかいっぱい。
えっと?5月に日本に来るように、
最低限3年は日本にいてもらう。
家具や家電は全てこちらで手配するから
持ってこなくて良い…
いや、持って行けるわけないでしょ。
あとは…ん?なんのファイルだ?


メールと共にファイルのリンクが
貼られてあった。開くと、
恐らくJr.EXILEと言われるメンバーの
名前や所属しているグループが書かれていた。

あなた
うわー…こんなに人数いるのか…
まぁ後で覚えよう。
後でってなると、ほんとに後々になるよねぇ
なんて1人で思いながら、街を歩いた。









そこから4ヶ月―――


あっという間に日本に行く日になった。


あなた
はぁー。日本何年ぶりだろ。
………てか、サナ泣きすぎじゃない?
サナ
だって…だって…!グスッ
あなた
ニューヨークにも遊びに行くから。
サナ
…生徒たちにはなんて説明すればいいの?
あなた
うーん、親の都合で…とか言っておいて。
サナ
適当だなぁ…笑
あなた
私の性格はサナが1番わかってるでしょ笑
サナ
まぁね笑
はぁー……あなた。
あなたなら出来るわ。
笑顔でね!笑顔!
あなた
はいはい。
サナ
行ってらっしゃい!
あなた
うん。行ってきます。








あなた
日本に帰ったら、何食べようかな。



そう思いながら、雲の上からの景色を
眺めていた。







2019年 6月―――



会議室を出たあと―――







あなた
え、人数多くね?
てかまじで…え…多いて…
GENERATIONSさんの方なのかな…
なんかサングラスかけて首にタトゥー
入れてて…怖い…さすがLDH…
ゴリゴリだなぁ…あ、でも爽やかな感じの
方も結構いたなぁ…


1人でぶつぶつ呟いていると、
突然声をかけられた。

???
ねぇ
あなた
はい??
???
あなたちゃん?
あなた
え、あ、はい。
そうですけど…


なんで私の事分かるの…?
なんて怪訝に思ってるのもつかの間。
その怪訝な思いが次は気持ち悪いに変わった。
なぜか?
それはいきなり手を握られたからだ。


???
うわー!!!やっぱり!!!
美人さんだなぁ…
ま、俺の奥さんの方が美人だけど!
あなた
はぁ?
てかあなた誰ですか。
セクハラって叫びますよ。
???
えっ!それは困る!
あなた
なら名乗ってください。


ごめんて。
とその人は頬を掻きながら笑った。
素敵な笑顔。

TAKAHIRO
EXILEのボーカル、TAKAHIROです。
たかちゃんって呼んでいいよ〜。
あなた
………え?
あなた
あ、嘘ですよね。ドッキリですよね。
まさかEXILEのボーカルの方がこんな
セクハラなんてしないですもんね。
TAKAHIRO
いやいや!!!
俺ほんとにEXILEのボーカルなの!
ほんとだって!!!


ほんとうなのかこいつ…と思っていたら
後ろからもう1人現れた。

???
TAKAHIROさん、何やってんすか〜。
めちゃくちゃ怪しんでますよその子。笑
TAKAHIRO
あ!NAOTO〜!
あなたちゃんが俺の事信じてくれないー!
あなた
え、NAOTO…?
NAOTO
そうだよ〜。
3代目JSB EXILE NAOTOだよ〜。
…って、え?あなた?
あなた
NAOTOにぃですか…?
NAOTO
…えっ!?うそっ!?
あなたじゃーん!!!
久しぶりー!!!
あなた
グエッ…く、苦しい…

NAOTOにぃは喜びのあまり、私を思いっきり
抱きしめてきた。その様子を、
TAKAHIROさんが羨ましそうに見つめてる。


そう。NAOTOにぃと私は遠い親戚。
ちっちゃい頃から遊んでもらってたなぁ。
私がニューヨークに行ったっきり
会ってないし、連絡もとってなかったけど…

あなた
てか、3年で人のこと忘れる?
NAOTO
いや、この3年間まぁじで
忙しかったんだって!
あなた
知ってるし笑
ドームツアーあったんでしょ?
いいなー見に行きたかった。
NAOTO
じゃあ今度特等席で見せてあげるー!
あなた
いやそれはいいかも…
NAOTO
なんでだよっ!
TAKAHIRO
えっなになに。
2人とも知り合い?
NAOTO
俺たち遠い親戚なんですよ。
あなた
まぁ昔からお世話になってて。
TAKAHIRO
ふーん…まぁいいや!
てかあなたちゃん、EXILEの楽屋おいでよ!
あなた
え、いや、私これから振り付けの
仕事が………
NAOTO
え!いいじゃん!おいでよ!
あなた
いやだから、これから仕事が…
TAKAHIRO
はいっ!しゅっぱーつ!


そうして私はTAKAHIROさんとNAOTOにぃに
引っ張られながら、EXILEさんの楽屋にお邪魔する
ことになった。

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