私は暁月 舞。
21歳の…ほんとだったら大学生。
でも、訳あって大学に行くのを断念しちゃったんだよね。
まぁでも、後悔はしてないよ。職場も優しい人ばかりだし。
この子は高嶺 すみれ。
私の同僚で良き仲間だ。
そう、すみれは絶賛片想い中。
前々から知っていたけど、上手くいくといいね
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キング○リムゾンッッッ!
…さ、終電までには終わらせねば……!!
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数時間後…
あれから何時間デスクとにらめっこしていたのか。
ようやく全て片付けた頃には既に、私しかおらず、周りは真っ暗となっていた。
おかしい。電気が点かないなんて事、ないはずなのに。
電球は数日前に変えたはずなのに。
どうして点かないんだ…?
停電かと思ったが、ふと、警備員がいないことに気付く。
仕方ない、会社のオフィスの合鍵を借りて帰るしかないか。
合鍵は明日の朝、早く出勤して元の位置に戻せばいい。
そう呟き、家路を辿って自宅に着くと脱力したようにベットに潜り込む。
たくさん残業をしたせいかとても眠い。
そして私はそのまま引き込まれるように眠りに落ちていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。