勇太side
何してんだろ、俺。
あなたは家でご飯つくって待っててくれてる。
さっきの写真だってたまたまかもしれないし
"俺、やっぱり帰る"
そう言いたかった。
けどそれは、はなちゃんの唇によって遮られて、、
言いたかった言葉が、2人の吐息によってかき消されていく。
これでいいのか、、
俺は、あなたしか愛してないのに。、
こんなことしてて、言える?
面と向かって、愛してるよ?って。。
俺は、はなちゃんを軽く突き飛ばしてお金を置いて、、駅に走った。。
ごめんね、あなた。俺、こんな奴で。
他の人とキス、、しちゃった。
ごめんじゃ許してくれないよね
。。。。
in家
家、、暗い?
。。
反応がない。
あなた?まだ帰って来てない?
事故とか、、?
とりあえず、電話。
プルルル プルルル
(おかけになった電話番号は...
どうしたんだろ。
もう3回も掛けたけど繋がらないし。
勇太
((あなた?勇太だけど、残業?まだ帰ってこない?連絡ください。))
あなた、、ごめん。
愛想つかれちゃったのかな。
俺から居なくならないで、あなたが居なかったら俺、、生きていけないよ。。
お願い、俺のとこに戻ってきて、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。