第59話

。。
1,504
2020/05/07 13:08
あなたside







平野紫耀
平野紫耀
だから、、こうやってしか先輩に伝えられない。









紫耀くん、、




こんなにむなしくなって、、








心に、、すっぽり穴が開いてしまう。










私は、、










勇太がいるのに、一線を越えてしまった事、、











紫耀くんは、こんな関係になってしまった事。








2人の心には、、






イケないこと







が、刻み込まれてしまう。
平野紫耀
平野紫耀
俺と、、こうやって会う時は神宮寺先輩の事考えないで下さい。
あなた

、、でも、私は

平野紫耀
平野紫耀
お願い、、
あなた

、、わかった、、でも、そんなに何回もこうやって会えるわけじゃないよ?

平野紫耀
平野紫耀
、、わかってます。でも、、待ってます、俺はいつでも
あなた

、、、ありがとう









深夜1時を過ぎた。






このまま泊まってくこともできるけどそんな事したら、、






絶対、、離婚は確実だし。






今からでも、、






帰らなきゃ。




あなた

紫耀くん、、ごめん。私今日は帰る

平野紫耀
平野紫耀
こんな時間から、、?
あなた

うん、、勇太と話さなきゃ

平野紫耀
平野紫耀
、、、送ってきますか?
あなた

ううん、、大丈夫。タクシーにする。

平野紫耀
平野紫耀
そうですか、、じゃあ、気をつけてください。






シュンってしてる紫耀くんの顔が脳内に残る。









服を着て、会社の時みたいに、、、







何もなかったように、整えて、、







家へ向かう。







勇太は、、きっともう帰ってきてる。







待っててくれてる?








そんなはずない。








今、、何してる?












家に着いて、遠慮気味に扉をあける。







リビングに行くと、身体を一瞬ビクッとさせた勇太が目に入った。








あなた

た、ただいま。

神宮寺勇太
神宮寺勇太
また、残業?
あなた

え、うん。

神宮寺勇太
神宮寺勇太
遅くない?
あなた

だって、、勇太が

神宮寺勇太
神宮寺勇太
俺のせい、、?








違う、、






全然違うよ。






勇太のせい、、なんかじゃない。






自分が悪いんだよ。









どうしてだろう。、






上手く言葉が伝えられない。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
ごめん、、会社であなたが引き止めてくれたのに飲みに行っちゃって。
あなた

、、、、えっ?










勇太が、、謝った。







話してもくれないって







きっと、、もう無理だって







思ってたのに。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
俺、、感情的になり過ぎてたのかも。だから、ちゃんと話そ?








お昼の時とは違う、、、








優しい勇太で、、








嬉しかった。









けど、、










だからこそ、、








胸がズキズキと痛む、、、、












あなた

ごめん、、勇太。私、、

神宮寺勇太
神宮寺勇太
紫耀が、、好意を寄せてたんでしょ?
あなた

、、、うん。






そうだけど、、違う。








それだけじゃない。





バレるくらいなら、、正直に、、








でも、、
神宮寺勇太
神宮寺勇太
俺も言い過ぎちゃったから、、はい、、。








勇太が腕を広げて、私を見つめる。






仲直りはいつもこうやってハグする。






私に、、






そんな資格はある?








NEXT→

プリ小説オーディオドラマ