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ヒョヌを寝かしつけてリビングに戻ると
ソファに座ってテレビを見ているスンチョルがいる。
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スンチョルの隣に座ってぎゅっと抱きついた。
スンチョルはいつも仕事が忙しくて夜中に帰ってくる
だから会えなくてすごく寂しかった。
でも今日は久しぶりにちゃんと顔を見れて
2人で過ごす時間が出来て嬉しくて…
心配そうに顔を覗き込んでくるスンチョル
ほんとは寂しいって言いたい…
でも、素直になれない
くるっと向きを変えられ向かい合う形になった。
そのままもう一度正面から抱きついた。
スンチョルにはお見通しなんだ…
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そう言ってまた強く抱きしめられる。
素直になっていいんだ…
もっと伝えていいんだ…
そう思うととすごく心が楽になった。
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やっぱりスンチョルは落ち着く。
end
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!