最近あなたはよく特訓に誘ってくれる。
やべ、大きな声出し過ぎた。
でも聞きたい事だから……
今までずっと気になってた…
……言ってしまった…。
流石に急すぎて引かれたかなぁ…
「いるよ。」
誰なんだろう…聞きたいけど聞きにくい…
これで俺とかじゃなかったら…
くいっ
「いつか必ずその人に伝えようと思うんだ。悟はどんな告白なら嬉しくなる?」
そんなの俺に聞くなよ。
もっと辛くなるじゃん。
「…凄く優しくて、かっこよくて強い…全部大好きなんだ。」
もしかして……
傑が好きなのか…?
アイツは誰にだって優しい、そしてよく分からんが女から見たら多分かっこいいんだろう。
そして俺と並べる様な強さ、アイツも特級呪術師だ。
でも、あなたとそいつが幸せならば…
邪魔してはダメだと思う。
「そいつの事、必ず幸せにさせろよ?」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。