次の日の朝、目が覚めると蛍の綺麗な顔が目に入った。
ほんと、こんなイケメンなのになんで私と付き合ってるのか不思議。
そして、何気なく左手を見るとそこには少し控えめな指輪がはまっていた。
何が何だか理解できなくてあたふたしていると、蛍が起きた。
蛍からの突然のプロポーズに、私は涙が溢れて止まらなかった。
私の誕生日にプロポーズしてくれるなんて、やっぱり蛍は色々考えてくれてる。
私があまりにも泣くから、蛍は優しく抱きしめてキスをしてくれた。
しばらくそのまま抱き合って、私が落ち着いた頃に起きて朝ご飯を食べた。
そして、蛍と一緒に区役所に向かった。
無事に婚姻届を書き、区役所に提出した。
色んな手続が終わるのを待ってる間、私は蛍と出会った時のことを思い出していた。
きっと、初めて蛍を見た時から私は蛍に惚れていたのかもしれないね。
月島蛍の彼女、いや月島蛍の奥さんになりました。
fin.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。