第69話

Episode 69
2,125
2020/11/07 20:56
次の日の朝、目が覚めると蛍の綺麗な顔が目に入った。
ほんと、こんなイケメンなのになんで私と付き合ってるのか不思議。
そして、何気なく左手を見るとそこには少し控えめな指輪がはまっていた。
何が何だか理解できなくてあたふたしていると、蛍が起きた。
私
蛍、これって!
月島蛍
月島蛍
嫌だった?
私
嫌じゃないけど…どうして…?
月島蛍
月島蛍
だって今日、君の誕生日でしょ?
私
蛍…ありがとう…!
月島蛍
月島蛍
改めて…こんな格好で言うのも変だけど、僕と結婚してください
私
よろしくお願いします…!
蛍からの突然のプロポーズに、私は涙が溢れて止まらなかった。
私の誕生日にプロポーズしてくれるなんて、やっぱり蛍は色々考えてくれてる。
月島蛍
月島蛍
朝ご飯食べたら、婚姻届出しに行こ
私
グスッ…うん…!
月島蛍
月島蛍
泣きすぎ
私
だってぇ…グスッ…
私があまりにも泣くから、蛍は優しく抱きしめてキスをしてくれた。
しばらくそのまま抱き合って、私が落ち着いた頃に起きて朝ご飯を食べた。
そして、蛍と一緒に区役所に向かった。
月島蛍
月島蛍
緊張して字間違えないでよ
私
蛍こそ
月島蛍
月島蛍
僕は間違えないから
私
私だって間違えないよ!
無事に婚姻届を書き、区役所に提出した。
色んな手続が終わるのを待ってる間、私は蛍と出会った時のことを思い出していた。
きっと、初めて蛍を見た時から私は蛍に惚れていたのかもしれないね。
月島蛍
月島蛍
改めて今日からよろしくね、奥さん
私
こちらこそよろしくね、蛍
月島蛍の彼女、いや月島蛍の奥さんになりました。
fin.

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