第43話

Episode 43
2,635
2020/08/22 12:04
菅原孝支
菅原孝支
俺そろそろ帰るわ
長居してごめんな〜
私
いえ、またいらしてください
月島蛍
月島蛍
明日部活行きますね
菅原孝支
菅原孝支
おう、来れる時だけ来いよ!
菅原先輩が帰り、蛍が私にもたれかかってきた。
そして、どうしたの?って聞く前にちゅっとキスをされた。
月島蛍
月島蛍
甘えたい気分です
私
甘えていいよ?
月島蛍
月島蛍
沢山甘えます
私
なぜに敬語?
月島蛍
月島蛍
何となく、だけど…甘えたい…
私
いいよ!
私にもたれかかったままぼーっとして、急に起き上がったと思ったら足が痛くないかと聞かれ。
大丈夫だよって答えたら、膝枕を要求され、応えてあげたら嬉しそうに笑ってた。
私
蛍も、可愛いとこあんじゃん
月島蛍
月島蛍
僕はいつも可愛いです
私
そんなこと普段絶対言わないよ笑
月島蛍
月島蛍
たまにはこんな僕も悪くないでしょ?
私
もうほんと、可愛いね
蛍の頭を優しく撫でると、嬉しそうに微笑んだ。
こうして、時々見せる甘々なところが大好きなんだよね。
私
蛍、いつもありがと
月島蛍
月島蛍
俺を言うのは僕の方だよ
私
私の方でしょ笑
蛍には、いつも元気もらってるから
月島蛍
月島蛍
それは、お互い様なんじゃないの
私
だといいな〜
月島蛍
月島蛍
ねぇ、このまま寝ていい?
私
いいよ、ゆっくり休んでね
蛍は本当に眠そうにしていて、私がしばらく頭を撫でているとそのまま眠ってしまった。
いつも私の傍にいてくれて、笑いかけてくれて、包み込んでくれて。
私は常に恩返ししたいと思っているけど、いつ恩返しできるのかなって思う。
だけど、足が治ったらたくさん恩返ししてあげたいな。

プリ小説オーディオドラマ