足はまだ痛むが、心は暖かくなった。
私がピンチの時はいつも助けてくれるから、いつか恩返ししないとね。
蛍がどす黒い笑みを浮かべていたから、きっと倍返し以上に仕返しをするつもりなんだろう。
何をするのかは検討もつかないが、ねちっこさを活かして、ネチネチと文句を言うのかも。
手を出すことはしないと思うけど、何をするのかめちゃくちゃ気になる。
まぁ、聞いたところで教えてくれないけど。
相変わらずツンデレだが、蛍のそんなところも大好き。
たまにデレデレしてくれるのも好きだし、優しく頭を撫でてくれるのも好き。
蛍の嫌いなところを答える方が難しい。
蛍とデートできるってなれば、頑張って治さないとね!
早くデート行きたいし、いっぱい色んなことしたい。
そんなことを考えているうちに、気づけば眠りについていて、次の日の朝を迎えていた。
朝目が覚めて、机の上に蛍からの置き手紙があって喜びのあまり発狂したのは秘密。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。