第23話

Episode 23
3,621
2020/06/02 14:36
月島蛍
月島蛍
落ち着いた?
私
うん…落ち着いた…
月島蛍
月島蛍
何かあったら俺を頼りなよ
私
ありがとう…!
足はまだ痛むが、心は暖かくなった。
私がピンチの時はいつも助けてくれるから、いつか恩返ししないとね。
月島蛍
月島蛍
階段から突き落としたのって、あいつらだよね?
私
うん、あの人たちだよ
月島蛍
月島蛍
わかった、俺に任せてよ
私
何する気?
月島蛍
月島蛍
秘密
私
え、教えてよ!
月島蛍
月島蛍
そんなことはいいから、今日はもう休みなよ
私
蛍、話逸らそうとしてる!
蛍がどす黒い笑みを浮かべていたから、きっと倍返し以上に仕返しをするつもりなんだろう。
何をするのかは検討もつかないが、ねちっこさを活かして、ネチネチと文句を言うのかも。
手を出すことはしないと思うけど、何をするのかめちゃくちゃ気になる。
まぁ、聞いたところで教えてくれないけど。
月島蛍
月島蛍
また明日来るから
私
もう帰るの?
月島蛍
月島蛍
そろそろ、おばさん帰ってくるでしょ
私
でも…1人になりたくない…
月島蛍
月島蛍
はぁ…今日だけだからね
相変わらずツンデレだが、蛍のそんなところも大好き。
たまにデレデレしてくれるのも好きだし、優しく頭を撫でてくれるのも好き。
蛍の嫌いなところを答える方が難しい。
月島蛍
月島蛍
怪我治ったら、遊園地行こ
私
蛍、人混み嫌いじゃん
月島蛍
月島蛍
別に大丈夫
デート、したいから
私
早く治す!
月島蛍
月島蛍
頑張って
蛍とデートできるってなれば、頑張って治さないとね!
早くデート行きたいし、いっぱい色んなことしたい。
そんなことを考えているうちに、気づけば眠りについていて、次の日の朝を迎えていた。
朝目が覚めて、机の上に蛍からの置き手紙があって喜びのあまり発狂したのは秘密。

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