蛍 side
ゆっくりとあなたのナカに入れると、僕のモノをきゅっと締め付ける。
最初は、ゆっくりと焦らすように浅いところで動く。
奥が弱いのを知っているから、いきなり奥を責めたりしない。
ほんと、僕のことどれだけ煽れば気が済むの。
そんな可愛いこと言われたら、僕だって理性保てない。
僕たちは、2人同時に果てた。
イキ疲れたのか、僕の腕の中でぐったりとしているあなたの頭を優しく撫でる。
普段滅多に愛を口にしない僕が愛してる、って言ったらあなたは満足そうに笑って眠ってしまった。
ほんと、寝顔まで可愛い。
僕はあなたをぎゅっと抱きしめて、眠りについた。
しばらくして、目が覚めるとあなたはまだ気持ち良さそうに眠っていた。
あくびをしてぼーっとする頭で、色々なことを考える。
このまま一生、あなたの傍に寄り添いたいなぁなんてらしくないことを考える。
無意識なのか、あなたが僕を抱きしめる力を強くする。
やばい、マジで可愛い。
これからもずっと、僕はあなたの傍にいる。
改めて心からそう思った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。