第6話

Episode 6
5,754
2020/05/07 11:14
月島蛍
月島蛍
帰ろ
私
うん!
珍しく蛍の方から声をかけてくれたので、私は1人で舞い上がる。
いつもは私から声をかけてるから、たまに蛍から声をかけてくれるととても嬉しい。
月島蛍
月島蛍
ねぇ、何アイス食べたいの?
私
えっと、いちご味ならなんでもいいよ
月島蛍
月島蛍
ふーん、やっぱりそう言うと思った
私
えへへ!
月島蛍
月島蛍
ッ…///
私
なんで顔赤くしてんの?
月島蛍
月島蛍
関係ないでしょ
そう言って、照れ隠しをするかのようにそっぽを向いた。
それから、2人でアイスを購入して歩きながら食べる。
月島蛍
月島蛍
いちごバーって、よく分からないよね
私
そう?
すごく美味しいけど
月島蛍
月島蛍
なら良かったね
私
ひと口食べる?
月島蛍
月島蛍
じゃあ、僕のもあげる
蛍は自分が食べていたアイスを口に含んで、そのまま私にキスをしてきた。
私
ンンッ…ちゅめたっ…
月島蛍
月島蛍
チュッ…ペロッ…
私
急にキスしないでよ…!
月島蛍
月島蛍
して欲しそうな顔してた
よく分からないことを言いながら、蛍はニヤッと笑った。
月島蛍
月島蛍
てか、今日僕の家来る?
私
いいの?
月島蛍
月島蛍
うん、いいよ
私
やった!
蛍の家に行き過ぎて、最近は安心できる場所の1つになったんだよね。
お互いの家を行き来してるから、お互いの両親も知ってるし隠す必要ないから楽。
しばらく歩いて、蛍の家に着くとお兄さんがお庭でバレーの練習をしていた。
月島蛍
月島蛍
なんでいるの
月島明光
月島明光
え、なんでって…たまたま帰省してきただけ!
私
こんにちは!
月島明光
月島明光
お、久しぶりだね!
月島蛍
月島蛍
僕たち部屋にいるから
私
お邪魔します!
月島明光
月島明光
ゆっくりして行けよ!
私
はい!
お兄さんに挨拶をして、私たちは蛍の部屋に向かった。
月島蛍
月島蛍
飲み物取ってくるから待ってて
私
ありがとう!
蛍が部屋を出て行ったと同時に、近くにあった蛍のクッションを抱きしめた。

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