第7話

Episode 7
5,857
2021/01/12 13:28
蛍 side
飲み物を用意して部屋に戻ると、僕のクッションを抱きしめているあなたが目に入った。
月島蛍
月島蛍
何してんの
私
ッ…ごめんね
月島蛍
月島蛍
本人じゃなくてクッションでいいの?
私
本人がいい!
月島蛍
月島蛍
ん、おいで
ベッドに座って膝の上をポンポンすると、にこっと笑って僕の膝の上に座る。
ほんと、ちゃんと食べてるのか心配になるくらい軽いんだよね。
私
蛍…いい匂い…(小声)
僕の耳元でそう囁かれて、体がビクッと反応する。
月島蛍
月島蛍
ほんとに抱きしめられるの好きだよね
私
だって、蛍大きいから安心する
月島蛍
月島蛍
それは褒め言葉なの?
私
もちろん!
月島蛍
月島蛍
ねぇ、勉強教えたから、その分のご褒美ちょうだい
私
そうだったね!
何がいい?
月島蛍
月島蛍
んー、じゃあ大人のキスしてよ
私
うん…って、えぇ!?
そりゃあ驚くのも無理はない。
でも、たまにはあなたからして欲しいから僕だって引下がる訳にはいかない。
月島蛍
月島蛍
してくれないの
私
だって…恥ずかしいし…
月島蛍
月島蛍
じゃあ、僕も恥ずかしいからこれからしない
私
なんで!?
月島蛍
月島蛍
恥ずかしいから
僕がそう言うと、あなたは顔を真っ赤にさせて俯いてしまった。
やりすぎたかな、と思って謝ろうとすると、そのまま押し倒された。
月島蛍
月島蛍
ちょっ…
私
チュッ…
月島蛍
月島蛍
ンンッ…
一生懸命舌を動かしてるのが可愛い。
でも、僕だって健全な男子高校生なわけで、あなたにこんなことされたら余裕がなくなる。
月島蛍
月島蛍
下手くそ
私
ふぇっ!?
今度は、僕があなたのことを押し倒す。
月島蛍
月島蛍
キスの練習、しないとね?
私
えっ…
月島蛍
月島蛍
チュッ…クチュッ…
私
ンァッ…ンンッ…
あなたの口から漏れる声がエロい。
こんな可愛い声、絶対に誰にも聞かせたくない。

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