第9話

Episode 9
5,882
2021/02/02 04:02
蛍 side
私
ンツ…そこっ…触っちゃだめ…
月島蛍
月島蛍
なんで?
私
汚いからぁっ…
月島蛍
月島蛍
汚くない
私
でもぉ…
あなたが本気で嫌がってるわけじゃないってことくらい、見てればわかる。
だけど、ちょっと意地悪しようかなって思った。
月島蛍
月島蛍
じゃあ、もう触るのやめる?
私
えっ…
月島蛍
月島蛍
嫌だったら無理させる訳にはいかないから
そう言うと、顔を真っ赤にさせて俯いたあなた。
触って欲しいことくらい、お見通しだ。
私
…さい
月島蛍
月島蛍
何?
私
触ってください…
月島蛍
月島蛍
へー、おねだりできるようになったんだ
私
ッ…恥ずかしっ…
恥ずかしそうにするあなたのショーツを脱がせ、指を這わせる。
そして、あなたの弱いところは敢えて触らない。
焦らすと快感に悶えているあなたが可愛い。
月島蛍
月島蛍
すっごいね…もうトロトロ…
私
ンァッ…ンンッ…
月島蛍
月島蛍
僕の指が触れるとヒクヒクしてる
私
欲しいっ…お願い…
月島蛍
月島蛍
簡単にはあげないから
私
お願い…蛍…ンンッ…
月島蛍
月島蛍
お願いしますでしょ
私
お願い…しますっ…
ちゃんとおねだり出来たご褒美に、指を入れるとあなたは腰をビクビクさせてイッてしまった。
私
イクッ…ンァァッ…
月島蛍
月島蛍
僕の指一気に締め付けたね
私
もう…ンンッ…蛍の欲しいよぉ…
月島蛍
月島蛍
僕の何が欲しいの
私
蛍のっ…ンツ…
月島蛍
月島蛍
ほら、言わなきゃわかんないよ
私
おちんちん…が欲しい…
月島蛍
月島蛍
ん、いいよ
よっぽど恥ずかしいのだろう、僕から顔を逸らして次の快感を待っている。
この時の僕は気が付かなかった。
廊下を通り掛かった兄さんに、声が聞こえていたことなんて。
明光 side
月島明光
月島明光
はぁ…疲れた…
バレーの練習を終え、自分の部屋に戻ろうと2階に上がる。
私
ンンッ…ンァッ…
月島明光
月島明光
(え、喘ぎ声!?)
蛍の部屋から聞こえてくる喘ぎ声に、若干戸惑う。
月島蛍
月島蛍
僕の何が欲しいの
私
蛍のっ…ンッ
月島明光
月島明光
(蛍って、やっぱりドSなんだ…)
部屋に背を向け、何も聞かなかったことにしてリビングに戻った。

プリ小説オーディオドラマ