尚斗はすくすくと成長して、
なんと今、初めてあなたのことをママって呼んだ!
でも俺の事は
まだ呼んでくれない笑
あなたは前以上に忙しそうだ。
俺も休日以外は仕事で忙しくて育児とかもあまり出来ないし…
さらに最近はちょっとイライラしてることがおおいかも
こんな風に怒られることもしばしば
女性は出産後はなかなかリラックス出来ないって聞いた事あるから
多分それだなと思っている。
泣き止んでくれた。
あとは眠らすことができたらそれからは2人の時間だ
あなたの元気がない。
確か、リラックスできる時間って、授乳中と夫と話す時間だったよね。
なにかあなたのためにならないかなって調べたんだ
あぁ、ちょっとイライラしてる時の「なに?」だ
そうしてすぐに皿洗いを済ませ、あなたの横に座る。
あなたは小さな声で泣いていた。
そんなあなたを抱きしめた。
強く。
あなたはただ、ひたすらに俺の腕の中で泣いていた。
あなたの涙なんて、ほとんど見たことがない。
きっとずっと強がっている部分があったのだろう。
たくさんの涙を我慢してきたんじゃないか
ほんとに、母親っていうのは強いんだな。
そう思った。
そう言うとまた泣き出した。
何も出来ない?
いや、違うよ
もう、言い出したらキリがないよ。
ほんとに、凄いよ。
その言葉、久々に聞いたな
心のどこかで嫌われてるんじゃないかとか
そんなこと思っている自分がいたからとても安心した。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
わぁ...学校の家庭科で学んだ知識がこんなとこで使うことになるとは...
しっかり授業聞いててよかったよ( ゚д゚)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。