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第1話

プロローグ
7,542
2019/02/21 13:18
あなた
なーくん!一緒に買い物行こうよ!
ななもり
ななもり
あー、ごめん…
この作業終わらせたいんだ
あなた
そ…っか…
じゃあ1人で行ってくるよ…
あーなーくんと行きたかったのになー
ななもり
ななもり
ごめんって…
じゃあ、その代わりと言ったらあれだけどさ、次の三連休、お泊まりデート行こうよ
あなた
お泊まりデート!?.*・゚(*º∀º*).゚・*.
ななもり
ななもり
うん!どう?
あなた
行く!もちろん行くよ!
ななもり
ななもり
よかった!じゃあ、俺はそのお泊まりデート行くためにこの作業を終わらせるよ
あなた
うん!じゃあいってきまーす!!
ななもり
ななもり
きをつけてな!
あなた
はぁ~い(о´∀`о)
…そう無邪気に笑って、買い物に出て…

それからなかなか帰ってこなかった。


さすがにこれはおかしい…そう思って、連絡してみても繋がらない。
だから俺は探しに行こうと思った。
そしたら俺の携帯が鳴ったんだ。
ななもり
ななもり
あなた…!?
電話の主は、あなたのお母さんだったんだ

お母さんは、今にも泣きそうな、震えた声で言ったんだ
「あなたが交通事故に巻き込まれて、〇〇病院に搬送された。急いで来て!」
そして俺は急いで病院に行った。

あなたは変わり果てた姿で横たわっていた。
この時意識は少しあったんだ

俺が来たことにあなたも気づいてくれて、変わり果てた笑顔で俺の名前を呼んだんだ
あなた
なー…く…ん…
来て…くれ…たんだ……
ななもり
ななもり
あなた!…大丈夫か!?
なぁ…グスッ……あなた…俺も一緒に…グスッ…行ってれば…ウッ……こんなこと…には…グスッ
あなた
なか…ないで……
あの…ね…これ…持ってて……ほしい……の
そう言って渡してきたのは1冊の分厚い日記帳だった。
ななもり
ななもり
うん、…大切に持っておくから!
あなた
あり…がと……う……
その言葉を最後にあなたは意識を失い、手術室へと向かった。









そして、あなたは意識がないまま手術室から出てきて

医者からはもう目は覚まさないかもしれないと言われた

















そしてあなたと会話も出来ない、笑顔も交わせない…

そんな生活が始まったんだ。

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