俺達は無事、結ばれることとなった。
あなたが事故にあったりして、予定よりもプロポーズは大幅に遅くなってしまったが
でもその分、遅くなった分もちゃんと幸せにする。
そう心に決めた。
そういや確かに…
都会ではなかなか見ることの出来ないくらいの星空が俺たちを祝ってくれてる。
そう言って軽くあなたの唇にキスをする。
あなたはとてもびっくりした顔をしていたが、次第に優しい笑顔になっていた。
そんな会話をしながらさとみくんは自分の目と、
ころちゃんの目を隠し、
他のみんなは後ろ向いて見ないようにしていた。
そんな上目遣いで言われたらうんって言うしかないじゃないか…
ほんとに優しくてかわいい…最高の人。
そんな人を嫁に貰えるなんて…俺は本当に幸せ者だ。
そう言って首を傾げるあなた
俺はもうダメかもしれない。
あなたのこと、今まで以上に好きになる自信しかない。
あなたにとって重くならないように気をつけないと…
そんなこんなでみんなで仲良くホテルに戻った。
ホテルに戻ってからもなかなかみんなが俺たち2人の部屋から出ていってくれず、なかなか2人きりになれなかった。
でも、あなたが楽しそうにしていたからいいとするか。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。