第25話

3
3,184
2020/02/28 09:01
あなた
なーくん!
このドレスどうかなぁ!
ななもり
ななもり
めっちゃ綺麗だね!
絶対あなたに似合うよ!
俺たちは結婚式についてを考えていた。

ウェディングドレスにタキシード…
披露宴のことなど…

とても色々夢が膨らんでいた。
そしてやっとウェディングドレスが決まって、俺のタキシードも決まって…
あなた
結婚式の規模どうする…?
私は身内だけでもいいと思ってんだけど…
ななもり
ななもり
うん、俺も身内だけでもいいと思うよ
あなた
でもそしたら…すとぷりメンバーが…
ななもり
ななもり
大丈夫!俺にとってはすとぷりメンバーみんな身内だよ!
そう。
すとぷりメンバーみんなから「式には呼んでくれ」と言われている。
俺にとってはみんな身内なんだから、呼ばないなんて、選択肢はない。
そんな感じで、色んなことを考えて、決めて、

結婚式がすごく楽しみだ。
でもちょっとだけ気がかりなことがある。

あなたがいない時だけ、ある人が俺に詰め寄っくる
ウエディングプランナー
ふふっ、やっぱりかっこいいこと
正直私のがあの子よりもあなたにお似合いだとか思ったり…
ななもり
ななもり
いや、俺には妻しかいないんで。
ウエディングプランナー
心変わりしてくれる日が楽しみよ♡
そんなこと言われても俺はあなたに一途だから
絶対揺らいだりなんかしない。
ウエディングプランナー
っっ…きゃっ
ななもり
ななもり
あ、危なっ
ウェディングプランナーさんが急に転びそうになって、それをつい受け止めてしまった。
あなた
な…なー…くん?
さらにそれをあなたに見られてしまった。
俺はすぐにウェディングプランナーさんの体から手を離し、あなたに状況説明するも、あなたは少し泣きそうになっていた。
あなた
なーくん…ごめん…私…
ななもり
ななもり
違う、違うよ!
これは転びそうになったのを…
しかもその現場をウエディングプランナーさんは笑ってみていた。
そして帰る時は2人気まずい空気が流れていた
家に着いてもあなたは俺の事全然見てくれなくて。
ななもり
ななもり
あなた…
あなた
ごめん…少し1人にしてくれる?
そう言うあなたの顔は悲しげな笑顔だった。
こんな顔させるために結婚したわけじゃないのに…
まさか結婚して早々こんな事になるなんて…
ななもり
ななもり
どうしたらいいんだ…
でも…まずはあのウェディングプランナーさんのことで苦情みたいなの入れるべきかな。
きっとそしたらプランナーさんが変わるだろう。
あとはあなたの問題だ…
1人になりたいって言ってるけど… 

でも…ちょっと悪いけど部屋に行ってみることにした。
ななもり
ななもり
…あなた?
あなた
…なーくん?
ななもり
ななもり
ちょっと入ってもいい?
あなた
…いいよ
あなたの声は元気がなかった。
ななもり
ななもり
あのな、さっきの…
あなたは黙って俯いて話を聞いている。
ななもり
ななもり
転びそうになったのを支えただけなんだ…
あと、あのプランナーさんについては苦情を入れておいた。
その言葉を聞くとあなたはぱっと顔を上げた。
びっくりしたような顔で
あなた
な、なんで?
ななもり
ななもり
実はちょっと言い寄られたりしてたんだ
俺にはあなただけって言っても聞いてくれなくてね…
それを聞いたあなたは少し申し訳なさそうな顔をした。
あなた
ごめんね…あのね、なーくんがそっちに行っちゃうんじゃないかってちょっと不安になっちゃったの…それで…さっきのを見てちょっと嫉妬みたいなのしちゃって…
ななもり
ななもり
うんうん。俺にはあなたしかいないよ。
嫉妬か…かわいいな

そう思いながら思いっきり抱きしめた。

プリ小説オーディオドラマ