俺のソロ枠が始まって1時間ほど経過、、
俺ずーっとあなたのこととか尚斗のことの質問答えてる気がするんだけど気のせいかな?
これはほんとのこと。
一人の時間が短くなって、自由にできる時間は少し減ったけど、
でもあなたといられる時間は確実に増えたし、
なにより幸せだ
ー奥さんに一言!ー
一言...か
でもきっとここで愛してるって言ったら...
1部のリスナーさんたちはよく思わないかもしれないな
ならここは無難に
そう言って少し後ろを振り向いてみた。
あなたは照れたように俯いて、
そして小さい声で
そう呟いていた。
あらやっぱりかわいい。
尚斗もいい子に育ったものだ
まあ、これからが重要なのかもしれないけど
これからもずっとあなたと尚斗と平凡で幸せな生活を
あなたと尚斗を育てて
いつか尚斗は大人になって
俺たちはおじいちゃんおばあちゃんになるのかな
そんなことを想像してたら放送中にも関わらずフリーズしてさらに笑いが零れてしまった。
.........
そしてあっという間に時間が過ぎ、もう終わりの時間だ
まあ、平和に終わったものの...
ちゃんと出来てたかなって少し不安だ
まあ、尚斗も楽しんでくれてたみたいだし
こんな配信もありかもね
次の俺の枠は...
ジェルくんとのコラボ枠だね
約4時間後
それまでは休み休みで尚斗と遊んであげるかな、
あ、ジェルくんを家に呼ぶのもありかもしれない
そんな次の枠のことにワクワクしながら放送を終えた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。