第17話

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2021/10/10 08:47
本人に聞けとか…無理だよ。


あぁ…グズグズして情けない。


俺は王子様な筈なのに…豆ちゃんの王子様になるって、


あの時、告白した時決めた筈なのに。





瑠姫
豆ちゃん、好きだよ
付き合ってください
一成
えっ…///
瑠姫
俺は絶対に豆ちゃんを
傷付けたりしないよ
瑠姫
守ってみせる
その時、豆ちゃんは顔を真っ赤にして
一成
僕も瑠姫くんを守ります…!
なんて可愛い事言ってくれた。


俺は本当に幸せだった。


の筈なのに…





瑠姫
…ッ
今じゃこのざまだよ。


何も守れていない。


きっと豆ちゃんにも嫌な思いをさせてる。


今じゃもう遅いかn
一成
瑠姫くんッ…
声で分かる。
瑠姫
ま、豆ちゃん…?
瑠姫
どうしたの…
一成
えっ…あの…
豆ちゃんは後ろから俺を抱きしめたまま
言葉を詰まらせる。


けど腕の力は全く緩ませない。


むしろどんどん強くなっていく。
一成
瑠姫くん…好きです
瑠姫
え…
いきなりどうしたんだろう。


いや、凄い可愛いんだけど我慢して…
一成
瑠姫くんは僕の事まだ好き?
「まだ」…?
瑠姫
俺達付き合ってるでしょ
一成
そ、そうだけど…
一成
不安なんです…
消え入るような泣きそうな声で言う豆ちゃん。
瑠姫
豆ちゃん…
どうやら俺だけじゃなかったみたい。


豆ちゃんも不安だったんだ。


我慢してたのが逆に不安にさせてたんだ。


本当に俺って彼氏失格。


俺は振り返って豆ちゃんを正面から抱き締める。
一成
瑠姫くん?
瑠姫
大好きだよ…愛してる
一成
えっ、ちょっ///
瑠姫
真っ赤だね、可愛い
豆ちゃんを頬を撫でるとみるみる真っ赤になっていく。


本当に見ていて飽きない。


可愛い可愛い俺の恋人。
瑠姫
絶対に守るから、
もう不安にさせたりしない
瑠姫
覚悟しててね、一成…♡
一成
ッ…//名前呼び反則です…
瑠姫
えぇ…顔隠さないで
隠しきれてないけど手で必死に顔を隠す豆ちゃん。


我慢なんてしなければこんなに可愛い姿が見れるんだね。


いいこと知っちゃった。
瑠姫
一成…♡、いっせ~い
沢山呼んだげる
一成
ッ、もういいっ!
本当に可愛いなぁ。


汐恩にもお礼しなきゃね。


けどその前に一成を可愛がることが先だね♡










end

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