まだ戦争をしていた頃
あなたは千羅を呼び止めた
あなたは千羅にイヤリングを1セット渡した
あなたの不器用な面を読み取り千羅はあなたに大きな声でお礼を言った
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俺は何を言わされるのか内心ヒヤヒヤした
あの日だって兄貴に内緒で祝ってんだ
今年は何があるか…
俺は1泊おいて千羅の方を見た
千羅は俺に抱きついてきた
長年祝えなかった分ナニかが込み上げてきたのか千羅はしばらく俺を離してはくれなかった
大切な大切な俺の隊員
兄貴が一番だけどお前の事も好きだぜ
なんて言えるわけもねぇけど
長年会えなくて少し寂しかった
また会えて嬉しいよ
これからも頼らせてくれよな
Happy Birthday senra.
I love you.
I hope you have a good year.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。