第24話

22話
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2021/05/30 04:57





音楽が流れ始めそれに合わせて華麗なダンスを披露する。


ヒップホップだから激しいダンスで華麗じゃない?












そんなの分かってるんだよ。

でも私は一つ一つの振り付けを綺麗にこなしていった。











私の背後に映る映像、それは烏野の皆と合宿で仲良くしてくれた人達との写真だ。










勿論動画だって皆最初は喜んで撮ってくれた




あの人達へ向けて。


















そして、その次はお母さんとお父さんの写真。



私は今までダンスをする事を拒否され続けてきた。

それでもしたくて、自分に少しでも自信を付けたかった。



認められたかったから。


















私は息を切らしながらも一生懸命に踊った。






歌詞には皆への思いが詰め込まれている。



私の人生が変わったのは皆のおかげで、今踊れているのも、生きているのも

























" 全 部 み ん な の お か げ な の "









こんな幸せな事があるの?








いいや、あるから今私が居るんだ。














皆、見てる?私今皆のために踊ってるんだよ









認めてください。











こんな愚かな私を。










私が踊り終わる頃会場には涙を流している人が殆どだった。


気付けば私も視界が滲んでいた。




それでも泣いている所は見せたくなかったから、汗を拭いていると見せ掛けるように涙を拭いた。










帰ったらなんて言われるかな、笑




勝手に写真晒すなとか言われるんだろうな、














御免なさい。













そして、審査員の判定が出た。










1人目




10点




2人目




10点





3人目





10点





4人目




8点





5人目




10点






司会「という事で、今大会最高得点を出したMs.泡瀬に盛大な拍手を!!」



会場には沢山の拍手が溢れた。






あぁ、なんて幸せなんだろう。





そして優勝賞品のトロフィーと金メダルを貰った。


本当に現実なのかと疑ったが、









現実は現実なのだと理解した。










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投稿サボってました、すいません((


私は世界大会が終わったその日に日本へ戻った



早く皆に会いたかったから、









でも予想通り歓迎されなかった。




角名「アンタ俺らの写真勝手に使って何がしたかったの。」

及川「辞めてよね、俺らがお前みたいな奴と友達だなんて無理に決まってるでしょ。」

青根「 ...... 」

佐久早「 ...... 」

治「 ...... 」

あなた「御免。どうしても自慢したかったの、こんなに凄い人が居るんだよって見せつけたかった。」

北「本間辞めろや、俺らは見せつけられるためにいる訳じゃないねん。分かったらならはよネットの準備とかしぃや。」

あなた「分かった。」









やっぱりか、笑




西谷「おい、マジでこっち来んなよ。」

田中「そうだぞ、潔子さん達にも近付くんじゃねーぞ!」

あなた「分かってるわ、うるさいな。」

月島「はぁ?その言い方何様のつもり?"ステージの支配者"さん。」

日向「あなたせんぱ ... 」

影山「おい、日向行くぞ。あんな奴に関わるな。」

日向「え、でも。」

影山「なんだよ、」

日向「いや、何でもない。」

黒尾「あらあら、泡瀬さんは世界一のダンサーになってご機嫌ですか?w」

夜久「そんな性格悪い奴が世界1位になっても何も思わねぇわ。」

あなた「そう、一々話し掛けてないで早く会議とかしたらどうかしら。時間の無駄かと。」

研磨「言い方あるんじゃないの。あなた。」

あなた「そうだね。御免。」

山本「あ、ゴミ箱だ。これよろしく〜。」



そう言われた瞬間頭からゴミが大量に落ちてきた。



あなた「何これ、生ゴミかなんか?」

山本「あれ?ゴミ箱が喋ったわw悪ぃ悪ぃ人間だとは思わなかったw」


選手全員「wwwwww」

二口「いいんじゃないすか?w似合ってますよ〜?」

岩泉「写真撮っといてやるよw」


ガラガラガラ ...( ドアの開く音 )

猫里「あっれ〜?♡あなた先輩お帰りなさ〜い♡皆さん何してるんですかぁ?」

国見「丁度いい所に来たね。今調子乗ってる泡瀬虐めてたとこ。」

清水「これはやりすぎじゃ …?」

田中「いいんすよ!優しいっすね〜、潔子さんは!」

及川「本当にその通りだよね〜。」

侑「本間よな〜、優しすぎてもアカン時もありますよ〜。」

あなた「いいから、皆早く着替えたらどうなの。」

天童「何で君が喋るの〜?喋る権利とかあるのかな?」

白布「いや、あるかどうかじゃなくて元から無いですよ。」

古森「あははw言えてるかも〜w」

角名「何この顔、気持ち悪。」

アラン「おい、お前らやりすぎやぞ。」

治「せや、限度があるやろがい。」

佐久早「やりすぎと言うか、俺お前らと普通に接してたのが馬鹿だった。」

青根「 ......コクッ( 頷き )」

あなた「え、…?」

及川「何言ってんの〜?wほら、ドッキリはいいから早く虐めよ〜?」

猫里「ちょっと!皆さんあなた先輩が可哀想ですよぉ♡」

治「おい、喧し豚お前は黙っとけや。邪魔やねん。」

猫里「え?怖いよ?治くん…?」

治「何やねん、気色悪いな、」

北「おい、治。女の子にんな事言うたらアカン」

治「北さんも分かってないんですね、もういいです。」

大地「おい、人を虐めた奴を庇ってどうするんだよ」

菅原「そうだべ!あなたは猫里虐めたんだぞ?何で庇うんだよ!」

影山「そうっス、庇う必要ありません。」

佐久早「少し頭使えばわかる事だろ… 」

木兎「何がわかるんだ?!」

赤葦「まぁ、俺も少しおかしいなと思う点がありました。」

あなた「えと … 」

赤葦「あなた先輩、ドリンク全て作ってたの貴方ですよね?」

猫里「え?」

赤葦「猫里さんのドリンクとあなた先輩のドリンク全然味が違うんです。」

猫里「いやいや、待ってよ赤葦くん!ドリンク今のも前のも作ったの私だよ?」

赤葦「粉大量に入れたの猫里さんですよね?」

猫里「え、いやそんな訳ないじゃん…?」


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猫里ピンチ☆

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