第6話

(。・ω・。)
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2019/03/26 07:44
風薇side


~風薇の過去~




俺は、菊池風磨の実の弟。



血も、もちろん繋がっとる。



オカンも、一緒。



ただ、唯一違ったのが、



父親やった。


兄貴は、オカンと兄貴のオトンの子供。



俺は、オカンと再婚したオトンの子供。



やから、あんまり顔も似てへん。



オカンは、兄貴の方のオトンと離婚した。



その後に俺のオトンと出会った。



俺が産まれた時、兄貴はまだ3,4歳。本当のオトンの事は何も知らんかった。



そっから、何年かたって、



オトンが急に俺と兄貴に



「お前達。ジャニーズに興味はないか?」



こんなことを言ってきた。ジャニーズ?なんやねんそれ。


当時はそう思っていた。



兄貴は当然。


「ある!✨櫻井くんが居るんだよね!✨」



入りたいと言った。



当時、俺は9歳だった。



夢なんかなかった。



ジャニーズ……兄貴が入るならいいかな?


そんな軽い気持ちで入ろうと迷ってた。


けど、悲劇は起きた。




オトンがその言葉を言ってから1週間後。




その日は土砂降りだった。



俺は、些細なことでオカンと喧嘩になり家を飛び出した。



上着も着ず、靴も履かず裸足で、傘も勿論持って行かんかった。













この時、俺が家を飛び出してなければ……













オカンと喧嘩なんかしなければ……











こんな事を思ってももう無駄だった。
飛び出したはいいものの、まだ当然雨は降っている。土砂降りだ。



周りも暗くなってきた。



俺が困り果て、外をウロウロしていると……













「風薇!!!!」








突然オトンの声が聞こえた気がした。





声のした方を見ると、トラックが俺の方に向かってきてた。





あぁ。死ぬんだ。俺。






オトン。いつもありがとう



オカン。喧嘩したままでごめん。



兄貴。ジャニーズ頑張れよ。



そんな事を思いながら俺はトラックの前で動けなくなってた。






もうダメだ、、、












そう諦め目をギュッとつぶった。













ギュ←(誰かに抱きしめられた)









バァァン←(衝突した音)













え?なんや?引かれたんやないの?俺。




天国昇天しとる最中なんかな?←





恐る恐る目を開けると……





『……………………』






俺はその光景を見た瞬間息が出来んくなった。




まるで、時が止まったかのようだった。











周りは、ただ、雨が降る音。それしか聞こえへんかった。






俺が目にした光景。


そう、それは目の前でオトンが



血の海の中。倒れていた。



そして、オトンは俺の手を取り、こう言った。




「風薇…お前は風磨と一緒にジャニーズに入れ。そこに入れば、風薇の一生の仲間が出来る。なぁ。風薇?俺の事、覚えていて欲しい。雨が降ってる間だけでいいから。これだけは、忘れるな。俺は空から星になってお前を見守ってる。俺はずっとお前の味方だ。」






オトンはそう言い残した後、少し微笑んだ……








そして、帰らぬ人となった。







俺は、オトンが息を引き取った後も、土砂降りの中、オトンの手を握っていた。







どんなに「オトン!!」と呼び掛けても、





俺の耳に届いて来るのは雨の音。





そして、オカンと兄貴の泣き叫ぶ声だった。






オカンの、





「あっ!風薇!!嘘……あなた!!ねぇ!!あなたぁぁぁぁぁ」





この声が聞こえた瞬間。




俺の意識は途切れた。




あの後、俺は病院。


幸い3日間の入院で済んだ。




オカンは、俺のせいだと攻めることも無く、逆に自分のせいだと自分を追い込んでいた。





俺は、オトンとの約束を果たすためにジャニーズに入った。




後から分かったがオトンと社長は学生の時からの仲だったらしい。





まぁ、これぐらいやな?





『これが俺の過去。』



JW)😭😭😭



望)何で、言っでぐれながっだん?


大毅)言っでぐれだらもっどざざえられだんにぃ~(言ってくれたらもっと支えられたんにぃ~)

照史)風薇。これからはちゃんと頼れ。迷惑だなんてこれっぽっちも思ってへんから。
『おぅ。分かった。ありがとう。』
淳太)で、いっつもヘッドホンで何聞いとるん?


智洋)ああ!それ俺も気になっててん!


崇裕)俺も俺も!



『あぁ。これ。』



皆にスピーカーで聴かせる。



BGMに雨の音が微かに聞こえる。


後は、皆は知らない歌だ。


絶対に知るはずがない歌。


この歌は俺しか知らない。


JW)これ……誰の歌?😭😭😭😭


『俺』
JW)(⊙_⊙)?!マジ?……



『マジ( ¯•ω•¯ )他にもあるで。』



大毅)作詞作曲したん?全部1人で?



『おぅ。』



俺の作った歌は、(作った設定で🙏🙏)

瞬き→(backnumberさん)

ただ君に晴れ→(ヨルシカさん)

アイシテル→(平井堅さん)

Butterfly→(バンタン)

きみへのメロディ→(WEST)

アカツキ→(WEST)

SeeYouAgain→(???)




って感じやな。(とりま作者が好きな曲集めた。)





全部聴きたい言うから聴かせた。



全部流し終わった後の皆の顔は涙でグチャグチャやった。



『なぁ。だいじょぶ?』



流星)こんなええ歌。いつ作ったん?


『え、最近のもあるし昔のもある。』


淳太)これら全部、CD出したらええやん!風薇のソロで!


『いや、アカツキときみへのメロディはWESTで歌いたい。』



智洋)ええんやない?俺らも風薇の作った曲歌いたいしな!
JW)おう!
『みんな。ありがとう😊』



JW)─==͟͟͞͞=͟͟͞͞➸(๑♡⌓♡๑)➸ス˝キュウゥゥン♡



『ん?どした?』



大毅)なっ何でもなーい(棒)



『棒よみやめぃ( ¯•ω•¯ )』



JW)(あー、女に生まれてたら絶対風薇に告ってたわww)







皆さん、忘れていませんか?






設定上、ここは新幹線の中ですwww






次回も見てねん

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