第17話

第16話
2,078
2021/08/05 12:35
ユンギ
ユンギ
おい、落ち着け、ソクジンさんが何なんだ?
テヒョン
テヒョン
さ、さっき、コンビニ行くのに、2人で外、行ったんだけど、
テヒョン
テヒョン
そしたら、っ、俺達のとこに、知らない人達が来て、っ、




焦っているのか、テヒョナは言葉をつめながら話す。
テヒョン
テヒョン
んで、そいつらが周り囲んで、
テヒョン
テヒョン
『狼を見ませんでしたか?』




ドクンッ
テヒョン
テヒョン
って、




狼、?
テヒョン
テヒョン
言ったの、




いや、そんな、訳、
テヒョン
テヒョン
で、ソクジンさんが、「いえ、僕達は知りません」って、すぐ言ったの。
テヒョン
テヒョン
なのに、なぜか急に、人影のない方にソクジンさん連れてかれて、っ、!
テヒョン
テヒョン
それで、っ、!
ジョングク
ジョングク
ちょ、テヒョナ、落ち着けって。
テヒョン
テヒョン
ダメだ、落ち着いてる場合じゃないんだ!!
テヒョン
テヒョン
俺、早く行かないと、!




ガチャ
ジョングク
ジョングク
ちょっと!!
ジョングク
ジョングク
テヒョナ?!




ダッ
ジョングク
ジョングク
ユンギさんまでっ!!
ジミン
ジミン
ジョングガ、僕達も行こっか。
ジョングク
ジョングク
あ、はい!




..数十分前
ジン
ジン
何買おっか?
テヒョン
テヒョン
俺は~ん~コーラっ!
ジン
ジン
コーラ飲むの?
ジン
ジン
僕は..コーヒーにしよっかな。
テヒョン
テヒョン
えぇ..コーヒー苦いじゃないですかぁ..
ジン
ジン
テヒョナはまだまだお子様だなぁ。
テヒョン
テヒョン
そんな事ないですよっ!
スーツの男
すみません。
ジン
ジン
はい?
スーツの男
狼を知りませんか?
ジン
ジン
..いえ、僕達は知りません。




そう言うと、ソクジンさんは俺を守るように前に立った。




気づくと、周りは屈強な男達で囲まれていたのだ。




不幸にも、周りに人影はない。
スーツの男
本当ですか?
ジン
ジン
本当ですけど?
スーツの男
そうですか..残念です。
スーツの男
ちょっとこちらに来て貰えますかね?




そう言い、男は路地裏の方を指さした。
ジン
ジン
..なぜですか?
スーツの男
それは後で話します。
ジン
ジン
..




ソクジンさんは、男を睨んでいる。




そんな顔した事ないのに..




一体この人達は誰なの?




何でソクジンさんはそんな顔してるの?
テヒョン
テヒョン
ソ、ソクジンさん..
ジン
ジン
テヒョナ、先に行っててもらえる?
テヒョン
テヒョン
え、でも、
ジン
ジン
いいから。
テヒョン
テヒョン
ソクジンさ、
ジン
ジン
いいから!!
テヒョン
テヒョン
ビクッ
ジン
ジン
早く。
テヒョン
テヒョン
はっ、はいっ、..




こんな怖いソクジンさんは、見た事がなかった。
スーツの男
物分りが良い方で嬉しいです。
ジン
ジン
貴方なんかに褒めてもらいたくないですけど?
スーツの男
はっ、面白い人ですね。
スーツの男
では、こっちに来てください。
ジン
ジン
..




帰るふりをして、俺は物陰からこっそり見ていた。




ソクジンさんはそのまま路地裏に連れて行かれていった。




..
テヒョン
テヒョン
って、訳!
ジョングク
ジョングク
なるほど。
ジョングク
ジョングク
じゃぁ早く行かないとな。
テヒョン
テヒョン
だから今、走ってん、でしょうが!
ジョングク
ジョングク
何、息切れしてんの?
テヒョン
テヒョン
しっ、してない、しっ!!
ジョングク
ジョングク
説得力な。
ジョングク
ジョングク
早く行かないといけないんでしょ。
テヒョン
テヒョン
当たり前、でしょっ!
ユンギ
ユンギ
..っ、
ジミン
ジミン
先輩?
ユンギ
ユンギ
ぁ、ごめん、何も、ないから。
ジミン
ジミン
そうですか..?




..
テヒョン
テヒョン
こっ、ここっ!!




ガッ..ガッ!
ジン
ジン
い"っ、やめっ、
ジョングク
ジョングク
何か聞こえる..
ユンギ
ユンギ
早く行くぞ、




..
スーツの男
ほら、早く吐きなさい。
ジン
ジン
っ、誰が、話す、もんか、っ!




ガッ!
ジン
ジン
ぅぐっ、!
テヒョン
テヒョン
ゃ、やめろっ!!
ジョングク
ジョングク
何してるんだお前達!
ジミン
ジミン
警察に通報しますよ?
スーツの男
..ちっ、
スーツの男
行くぞ。




男達は奥の方に退いていった。
ユンギ
ユンギ
ソ、ソクジンさん、
ジン
ジン
ふぅ、痛かったぁ~っ!
ユンギ
ユンギ
アイツらって、
ジン
ジン
うん、前の人達かな。
ジン
ジン
大丈夫だよ、僕言わなかったから。
ユンギ
ユンギ
な、何で、そこまで、
ジン
ジン
そんなのわかんないよ。
ジン
ジン
理由があるのかもわからない。
ジン
ジン
ただ、言いたくなかったの。
ユンギ
ユンギ
俺のせいで、ごめんなさい、
ジン
ジン
ユンギのせいじゃないよ?
ユンギ
ユンギ
っ、でも、俺が、狼の姿で、
ジン
ジン
大丈夫だから、ね?
ユンギ
ユンギ
っ、ほんとに、ごめんなさい、っ!
ジン
ジン
ちょっと、もう謝んないでよ。
ジミン
ジミン
ぁ、あの~
ジン
ジン
ん?
ジミン
ジミン
狼、って?
ジン
ジン
あぁ、ユンギは狼人間なんだよ。
テヒョン
テヒョン
えぇっ?!
テヒョン
テヒョン
ジョングガの他にもいたの?!
ジョングク
ジョングク
え、言ってなかったんですか?
テヒョン
テヒョン
ジョングガ知ってたの?
ジョングク
ジョングク
うん、ユンギさんが家に来た時から。
テヒョン
テヒョン
え、早くない..?




その話題の張本人はソクジンさんの胸に顔をうずめている。
ジン
ジン
も~そろそろ顔上げなよー
ジン
ジン
ユンギ~
ユンギ
ユンギ
やだ、..
ジン
ジン
えぇ~
ジン
ジン
って、ん?
ジミン
ジミン
どーしました?
ジン
ジン
何か傷が痛くない気がする..?
ジミン
ジミン
いや、な訳ないじゃないですか。
ジミン
ジミン
ほら先輩も!帰りますよ!
ユンギ
ユンギ
..うん。
ジン
ジン
あーやっと顔上げた!
ジン
ジン
よし、帰ろ!
ジョングク
ジョングク
おー
テヒョン
テヒョン
おー

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