第41話

第36.5話
1,841
2021/09/12 13:01
 


テヒョナ達は、もうすぐここを発つ。




僕は1人、こっちに残る事にした。




まぁ施設にはそう簡単にバレないだろうし。
テヒョン
テヒョン
じみなぁ ~ ほんとにいーの?
ジミン
ジミン
いーよいーよ。
ジミン
ジミン
僕こっちでしたい事あるし。




そんなのは全然嘘で、何もしたい事などない。



ただ、4人の邪魔をしたくないだけだ。




まだ疑うような顔をしているテヒョナにいう。
ジミン
ジミン
いってらっしゃいテヒョナ。
テヒョン
テヒョン
..うん!メールするねっ!
ジミン
ジミン
はいはーい、‪w
ジミン
ジミン
ジョングガ、いってら ~
ジョングク
ジョングク
ん。
ジミン
ジミン
冷たいなぁ..
ジョングク
ジョングク
じゃあ何求めてんだよ。




変わんないなぁ..




コイツあっち行って恨み買わない?大丈夫?




心配だよ..‪w
ジミン
ジミン
メールちょーだいね。
ジョングク
ジョングク
気が向いたらな。




とか言って、絶対毎日くれるやつだよね。




ほんとツンデレなんだから。




でもそういうとこもいーよねー




テヒョナの前ではデレデレになるとこも‪w




アイツらの声、めっちゃ聞こえたんだよなぁ..((




誰といる訳でもないのにめっちゃ気まづいのよ..
ジミン
ジミン
じゃあね、あっちでも頑張って?
テヒョン
テヒョン
うんっ!ジミナも!
ジミン
ジミン
うん。
ジョングク
ジョングク
..たまにはこっちにも来いよ?
ジミン
ジミン
ふふ、うん。




これが精一杯のデレなんだろぉなぁ..




素直じゃないんだから。




そう思いながら、頭を撫でてやる。
ジョングク
ジョングク
お、おいっ、やめろっ!
ジミン
ジミン
いーじゃーん。




そんなやり取りをしていると、テヒョナから何かのオーラが、
テヒョン
テヒョン
....




あー怖い怖い、




すぐさまぱっと手を離す。




テヒョナは満足そうに頷いている。
ジミン
ジミン
じゃあね。
テヒョン
テヒョン
うん、またね!




ジョングガは手をヒラヒラとふりながら、歩いていった。




その後ろをテヒョナがちょこちょこと着いていく。




ほんとこのCP好きだわ。




..




僕は新しい暮らしを始めるので、買い出しに向かう。




最初からってなると、色々いるんだよねぇ..
ジミン
ジミン
ぁ、ここでいーや。




と、近くにあった適当なショッピングモールに入る。




しばらく経ち、ある程度買い終えたところで新居に向かう。




働いてないし、あんま貯金もないからルームシェアにしたんだけど..




いい人だったらいいなぁ..




ガチャ
ジミン
ジミン
おじゃましまぁす..じゃ、ないか。




「はーい。」




と声がして、1人の男性が玄関に来た。
ジミン
ジミン
ぁ、あの、今日から一緒に住む事になりました、パク・ジミンですっ!




その男性は気さくそうで、




「そっかそっかよろしくねぇ ~ 」




とにこにこしている。
ホソク
ホソク
僕はホソク、仲良くしてねっ!
ジミン
ジミン
は、はい!お願いしますっ!
ホソク
ホソク
いやぁ、まだもう1人いるんだけどさぁ ~
ホソク
ホソク
今買い出し行っててね。
ホソク
ホソク
ま、とりあえず上がってよ!




そう言われ、家の中へと案内される。




中はとても綺麗にされていて、シンプルだ。
ジミン
ジミン
ホソクさん、綺麗好きなんですか?
ホソク
ホソク
うん、そうだねぇ..




と、少し考え込みながら返答した。




ただの綺麗好きって訳じゃないってこと?
ホソク
ホソク
あ、君の部屋、ここね!




と、案内された部屋も同じく綺麗だった。




この人が掃除しといてくれていたのかも。




綺麗好きでイケメンな上に優しいとは..




モテるだろうなぁ..




と、その時、玄関からがちゃっと音がした。
ホソク
ホソク
お、帰ってきたっぽい!
ホソク
ホソク
行こっか!
ジミン
ジミン
は、はいっ




ホソクさんについて、玄関へと向かう。
ホソク
ホソク
おかえり ~ !
ジミン
ジミン
ぁ、あの、こんに..
ジミン
ジミン
って、はぁっ?!?!
ホソク
ホソク
わっ、?!
ホソク
ホソク
ど、どどどうしたの?
ジミン
ジミン
おまっ..




玄関にいる男も、こちらを凝視している。
ジミン
ジミン
な、なんでお前がいんだよぉっ!

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