第2話

第1話
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2021/07/21 08:49
ユンギ
ユンギ
..はぁ。
 



俺はミン・ユンギ。








とある会社の社員である。











突然だが、俺には好きな人がいる。






その人は、社内でも特に人気で、いつも周りに誰か人がいる。




ただの社員で、何の取り柄もない俺とは大違いだ。



彼女はいないらしいが..





恐らく俺に..なんて、可能性はないだろう。




だから今日も、昼休みにこっそり見つめて終わる。




あんま話す機会もないし。




何かとりあえず1回だけでいいから話してみたい。




憧れの人、だし。






そしてまたまた突然なのだが..





俺には、誰にも言えない秘密がある。
 



本当に、誰にも言えない。



絶対に。





言ったらどうなるか....




想像するだけでゾワッとする。



..などと考えていると、いつの間にか昼休みが終わるのだ。
ユンギ
ユンギ
やべ、もうこんな時間。



..
ジミン
ジミン
あ、せんぱぁい!遅いですよぉ!
ユンギ
ユンギ
ん、ごめんごめん。




こいつは俺の後輩、パク・ジミンだ。






めちゃくちゃ仕事が得意って訳でもないが、






決して苦手でもない。




そこに関しては、恐らく俺と同じタイプだ。
ジミン
ジミン
そだ、先輩、また手紙来てましたよ?



そう、最近俺に手紙が届く。




何故会社で届けられるのかはわからない。




もしかしたら、俺の家を知らない人なのかも。
ジミン
ジミン
絶対ラブレターですよ!!



こいつは結構食い気味だ。




だが、いつも手紙は開けていない。
ジミン
ジミン
あ、あと、これもです。



それは、いつものとは違い、茶色だった。



ちなみに、他のは白にハートのシールがついてる。




..趣味わr((




ペリッ




なんとなく今日は開けてみる気になった。
ジミン
ジミン
(お、やっとだ..
ジミン
ジミン
(モテてんのに気づいてないんだよな..
ユンギ
ユンギ
..ん?



"ユンギさんへ


僕は((ベリベリッ!!






.
ジミン
ジミン
へっ?!
ジミン
ジミン
な、何で破ってんですかっ!
ユンギ
ユンギ
あ、いや..



最初が"僕"から始まってるとか..



絶対男だろ。




女のならまだしもさ..




男はちょっと、無理。
ジミン
ジミン
もーもったいない..



そう言い、手紙を拾うジミナ。



そんな事言ったって..



お前だって男から手紙来たら破るだろ絶対。
ジミン
ジミン
誰からだったかわかりました?
ユンギ
ユンギ
いや、見てない。
ジミン
ジミン
えぇ?!それぐらい見ましょうよ!



何でそんなに口出ししてくるんだよ..




残念ながら、俺の恋は実らないので応援しても意味がない。













相手は男だし、俺は______なのだから。

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