第5話

ご都合血鬼術③
17,774
2019/12/16 09:48
我慢我慢とは言ったものの、、、
おおおお、まずい!!
どこにいてもまずい!!
山にいたあらゆる動物の雄が寄ってくる寄ってくる!!
動物「ナ"ォォォ"」(スリスリ
『ヒッ』
気づかないようにしていたのに
不死川さんが尻尾を触ったせいで確信してしまった
身体が熱い。熱を帯びてる、
媚薬でも飲んだのかと言わんばかりに熱い
『ンン、、、ダメだよ、はなれて』
寄ってくる動物を優しく追いやる
『(ほんとにどうしよう)』
とりあえずジャンプきて木の上に飛び乗った
ビュウウウウ
『夕方にもなるとやっぱ寒いなあ』
伊黒「、、、あなた」
『っはぁ!!』(グラッ
急に声をかけてきたもんだから驚いて木から落ちるとこだった
『よっと、、、伊黒さん、鴉の伝言は聞きましたか??』
伊黒「?なんだ?ちょうど任務が終わって帰り道にここに寄っただけだ」
『そうですか、、、説明しますね』
私は伊黒さんに簡潔に今までの事を話した
伊黒「ふん、、、成程な。だから顔が赤いわけだ、、、」
『伊黒さんは大丈夫ですか?』
伊黒「大丈夫だと言えば嘘になる。俺はあまり性欲というものが他の男よりもない、、、と言えども俺も男だ。
流石にキてるぞ」
『!す、すいません、私から離れれば治ると思いますので、、、私離れますね!』
走ってその場を立ち去ろうとすると呼び止められた
伊黒「待て」
伊黒さんがずんずん近づいてくる
『え、ちょっ、近づかない方が、、、ヒャッ!!』
ちゅ
伊黒さんは顔を真っ赤に染めながら私の腕に
キスを落とした
伊黒「これで許してやる、まあ甘露寺が1番だが」
『////、そうですか、、、
蜜璃ちゃんと仲良くしてくださいね、
では伊黒さん、すいません、そしてまた!』
伊黒「ああ、、、またな」
鴉「時御神あなた~~~!!蝶屋敷ィ蝶屋敷に行けェ~!」
『(よし!出来たんだ、薬!)』
私は直ぐに蝶屋敷へと向かった

*

し「あなたさん。出来ましたよ、薬。」
『!!ありがとうございます、しのぶちゃん、、、めっちゃ大変でした、、、』
し「仕方ないです、年齢には誰も逆らえませ、、、あ、あなたさんなら逆らうことが出来ましたね」
『!!確かに、、、!確かにすぎる、、、!!
アッでもダメなんだった、、、』
時の呼吸には色々制限がある
その一、ヒトの生と死に大きく影響しないこと
その二、年齢を操作しないこと
その三、ヒトの記憶を改造しないこと
まあざっくり言ってこんなかんじである
色々規約が多くて型の数も多いんだけどね
し「あぁ、、、言っていらしましたね、そういえば」
『はい、、、すいません、、、』
し「なにも、あなたさんのせいじゃないので大丈夫ですよ。これ、苦いかもしれませんけど効きますからね」
コトリ、とピンク色の液体が入った湯のみを置くと「どうぞ」と言ってくれた
『(桃、桃、桃だ、飲める飲める)』
あまり見ないようにグッと飲みほす
口の中にじゅわりじゅわりと広がる苦味
『~~~~んん苦い、、、』
し「我慢、我慢です♪」
『心なしか楽しんでません?しのぶちゃん』
し「そんなこと無いですよ~~~」
ガララッ
煉「胡蝶!!話があるんだが、、、」
『アッ』
煉「!、、、あなた少女も居たのか、ちょっと席を外してくれるか」
『今すぐに出ます!しのぶちゃん、ありがとうございました!!』(パタパタパタ
診察室を出て蝶屋敷を出る
ドクドクと胸がなっている
『(おおお、落ち着け落ち着け、思い出すな、、、)』
〔ホワホワホワホワ〕
昼間のことが思い出される
 それをかき消すように頭の上をパタパタと払った
宇髄「よォ~~あなたおまえ、1人て何してんだ?」
ビックゥ
『お、お、おぉ、驚かせないでくださいよ、、、』
宇髄「そんなことよりなんだその猫耳は!!派手だな!!
嫁にこい!!」
『血鬼術にかかったんですよ、てか嫁3人も美人揃ってるじゃないですか!』
宇髄「嫁は何人いても困んねえんだよ!!派手だし!!」
『いや意味がわからんですね!!じゃあ私は、雛鶴さんとまきをさんと須磨さんを貰いますね!!』
宇髄「いやお前それ俺の嫁だろ?!派手にやらねえぜ!!」
『幸せそうで何よりですけどさりげなく耳を触らないで頂きたいです!!』
さっきから耳を撫でられてて変な気持ちになってしまう
まだ尻尾を触られてないから大丈夫だ、大丈夫
宇髄「、、、黒猫なんだな」
『?ああ、そうなんですね、嫌すぎて見ませんでした』
宇髄「お前自分の身体なんだぞ、、、」(サワサワ
『ッ、やめて頂きたいです!!耳!触らないでください!!』
宇髄「じゃあ派手にココだろ!!」
そういって顎の下に手を伸ばしてきた
避けようとすると後ろから肩を掴まれた
煉「ム!2人とも仲が良さそうだな!!」
『!れ、煉獄さ、、、ゴロゴロゴロゴロ』(嬉しそう)
宇髄「ひゃ~~派手に猫だな!!」(ナデナデナデナデ
『や、やめてくださゴロゴロゴロゴロ』(嬉しそう)
煉「ん、、、?あなた、尻尾が、、、」
また、、、と思いながら後ろを確認するとすぐさま察した
『(自分でコントロールできるかな?)』
実践してみると面白いくらいに自分の意思で動かせなかった
宇髄「さては、お前、嬉しいな??」
『え』(ギクリ
宇髄「猫が尻尾をピンと立てている時は甘えたい時とか嬉しい時になるんだとよ」
『そ、そうですか、、、では、私は失礼を、、、』
煉「待つんだ、あなた」(ソワソワキラキラ
『!ぐ、れ、煉獄さん、、、』
やめてくれ、、、やめてくれ、、、!
煉獄さんのそのキラキラウズウズな瞳に私は弱いんだ!!
宇髄「煉獄がやりたがってるから、やらせてあげてくれよ」
『宇髄さんまで、、、!!、、、くぅ仕方ない、煉獄さんの為なら、、、!!(;`皿´)』
宇髄「お前ホント煉獄のこの目に弱いよな」
『曇りなき眼いと恐ろし、、、』
宇髄「ダァーハッハッハッ!!」
煉「よもや!!あなた、やらせてくれるのか!!じゃあ俺の家に来るといい!!宇髄も来るか?!」
『いえ、煉獄さん、宇髄さんは、、、「ド派手に行くぜ」
『!!』
煉「そうか!では、1回家に帰って楽な格好で来てくれ!!では、19時頃蝶屋敷前でな!!」(ドッ
『は、速すぎ、、、!』
宇髄「煉獄、お前のこと大好きだもんな~~」
『はへっ!?な、何言ってるんですか宇髄さん、てか嫁さんはいいんですか??』
宇髄「ん?言っとけば大丈夫だろ。煉獄ん家には何回かお邪魔してるしな!」
『そう言う意味では、、、』
宇髄「あいつめっちゃ楽しみにしてると思うぞ~~??あと、今何時だかちゃんと把握しとけよ、、、じゃあなっ!!」(シュルン
『え、速!!今は、、、エエッ!!18:40?!ヤバい、急がねば!!』
仕方ない、、、最終奥義!!
『時の呼吸 拾の型 時空移動じくういどう
ヒュン
夕(弟)「あー!!あなた姉ちゃん!!おかえり!!え、誰ですか??」
『え?!辛辣!さっき名前言ったよね夕?!』
夕「兄ちゃ~~ん!変な人来た~~!!」
陽(兄)「なんだって!!??誰だ、殴ってやる!!」
『はァ?!いやいや、兄ちゃん!!あなただよ!!』
陽「は?黙れ猫女!!」
『ねこおんな、、、( -᷄ ω -᷅ )』

*

陽「はは、スマンな!!からかいすぎた」
夕「姉ちゃんの鴉が教えてくれたよ~~」
『最初っからそう言ってよ!!もう!!兄ちゃん、大人なんだからしっかりしてよね~~もう、心臓飛び出た』
うちは親が既に他界している
なので六つ上に離れた兄、ようと三つ下に離れた弟のゆうと3人で暮らしている
『それでさ、今日、特別に煉獄さんっていう炎柱の所に稽古してもらいに行くからさ、帰れんかもしれない』
陽「そうか、あのお方ならあなたには手を出さないな!」
『煉獄さんはそう言う人じゃない、、、ッ!』
フラッシュバックやめてくれ!!恥ずかしい!!
夕「姉ちゃん気色悪いよ?」
『酷い!着替えて来るね~~』
実はしのぶちゃんがあの時、尻尾があるからとちょうど良い浴衣を3着ほどくれたのだ
なんと優しい、、、女神だ、、、
『(後で何か買っていこう)』
柄は深緑色に白い菖蒲あやめの花がついた浴衣と、紺色に白い牡丹の花が散りばめられている。
もうひとつは、淡い白地で赤っぽい撫子なでしこ柄の浴衣だ。
『ん可愛い~~~~!!ありがとう、しのぶちゃん!!』
早速菖蒲の浴衣を着る



よし!出来た
多少の荷物は持っていこう。
そうして準備している間にもう18:57だった
わわ、その前に鏡!
髪の毛は昔誕生日に貰ったかんざしで髪をひとまとめにした
かんざしは黒色の本体に白のキラキラな玉が付いているやつで、これは超お気に入り
なんともハイテクで白いキラキラな玉は簪の上の方に埋め込まれていて、そこの部分だけ透けて見えるという感じだ
『(にしても耳邪魔だなほんとに)』
そろそろ行くか

呼吸を使って蝶屋敷の前に着いた




🐔
🐔
長いね、、、ごめんなさい!!
宇髄さんと煉獄さんの絡みは個人的に🐔がすきなので絶対におちがなくてもこの回は絶対に書き上げます。絶対に。

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