第86話

惚れた弱み【嘴平伊之助】(甘?)
6,661
2020/05/04 03:00


いつからだろう、初めはあんな彼じゃなかった
私が彼にひょんなことから助けてもらって、惚れて、晴れてお付き合いをしたのに
彼が昂っている時間が憂鬱で、でもそれに並ぶ愛しさがいつまでも私についてまわった
彼が嫌いか?と問われれば私はなんとも言えないと思う
惚れた弱みとは、こんなにも残酷なものなのか


「あなた…」
彼は私の名前を呼んで、拳をまた私に振りかざす
普通なら気持ちが良いハズのこの時間も、私にとっては痛みとの戦いだった
『っ…』
殴られた箇所がズキズキと痛む
筋肉がついてて、体躯のいい伊之助が殴れば最悪骨にヒビが入ることもある
「なあ、今日の晩メシ俺の嫌いなモン入れただろ。天ぷらにしても嫌いなモンは嫌いなんだぜ?」
バキッとまた鈍い音がなった
『いた…伊之助、やめて…』
「やめねぇ。」
そう言って私の秘部に自分の物をあてがって、慣らしもせずにズッと奥に向かって突いた
『い"ッッ!!!やめ、やめて伊之助!!』
「良いじゃねえかよ、な?番の言う事は聞くもんだぜ」
『…っうぅ…』
無言で腰を動かして、首筋や肩、身体のあちこちに歯を食い込ませる
『いだっ』
「もっと、もっと…あなたは俺の事しか見えてねえよな?なあ!!」
大声で叫ばれて肩が跳ねる
正直痛みを我慢するのに精一杯で声を出せなさそうなので、思い切り首を縦に振る
「だよな…だよな…もし、違ったら俺、俺…!!」
高く高く 力強く握りしめられた拳が上がって、私めがけて振り下ろされた
『い"ッッッッ!!!!!』
思い切り降ろされた力の籠った拳は、私の子宮上辺りの腹でギュッと握りしめられていた
『ゲホッ…ゲホッ!!』
痛い。鈍痛。声にならない。
どんどん涙が溢れ出てくる
『…~~~~~ッ ううっ…ヒグッ  グスッ』
「………あなた……?」
殴られたことによる吐き気と、気持ち悪さと、痛さで涙が止まらず氾濫した川の水のように流れ出る
伊之助は我に返ったのか、ズルリと物を抜いて私を見つめた
「あなたッ!!…俺、またやったのか…!!?」
蹲る私を介抱するように背中を撫でる
『うっ…おぇ………ッ』
「あなた、あなた、あなた……!!親分がついてるからな…!!」
『うん…うん…い、伊之助………』
伊之助にギュッと抱き締めてもらう
「ゴメン………俺、あなたのこと大好きなのに…」
落ち込んで私の肩に顔を埋める伊之助の頭をそっと優しく撫でる
『うん…分かってる…分かってるんだよ伊之助…』
お互いボロボロ涙を流しながら、お互いの体温に縋って抱き締め合う
「なああなた……こんな、こんな俺でも、番で、好きでいてくれるか……?」
顔を上げて綺麗な翡翠色の瞳で私を捉える


『うん、大好きだよ。私が受け止めるから…』



なんて皮肉な事だろう
この世に 惚れた弱み という残酷なものがある限り、
二人はずっと、悲しんだまま _____





ほれたよわみ 【惚れた弱み】

─ 相手に恋愛感情を持ったことで、その人に対して強く出られなくなってしまう心理状態のこと。






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ハイこんにちは🐔です。
伊之助のヤンデレ…!
もうこれヤンデレか分かりません。本当に。
書いててわからなくなりました。本当に。
ただただ悲しいお話し。え。

今回は、《 DVタイプ 》を書きたかったんですけど…
ただの二重人格っぽくなってるだけやないかーいっていう話になってしまった。
伊之助…ほんと口調掴めねえな!?
今回はキャラ崩壊、おま誰状態です。
ごめんなさい(土下座)
ごめんなさい(二度目)
いやほんと掴めねえ難しい誰これでした。
伊之助…推しなのに書くの難しい…!!
伊之助は野生児のイメージ強すぎてこういう感じのイメージほんと無いからな…


「あなた!!ツヤツヤのどんぐり見つけた!!」
『わ!凄いじゃん伊之助!!』
「…これ、お前にやる!!」
『えっ!?いいの?こんなにツヤツヤなのに』
「紋治郎と紋逸に聞いた!!あなたはオクリモノしたら喜ぶって」
『ふふ』
「な、何笑ってやがる!!」
『いや、ありがとう伊之助。すっごい嬉しいよ』
「…!!」(ホワホワ)
『ふふ笑 これ、どこで見つけたの?』
「…俺の住んでた山!!!」
『そっかあ。今度一緒にどんぐり探そうね』
「おう!!俺様がどこでも連れてってやるからな!!」



っていうほのぼのほわほわな話しか伊之助書けない…
私の伊之助はただの可愛いイノシシなの…っ!!
あ、いや見る分にはめちゃくちゃオイシイリクエストなんですよ、本当に。
私の偏見The偏見が邪魔をしているわけで…
見る分にはめちゃくちゃ読みます。はい。
Twitterとかで #kmtプラス 調べちゃう人です。普通に。
え?Twitterのこのタグヤバいよ??
絵やら小説やら最高of最高な作品しかないからね?
書き手さん達まじありがとうございます…(?)
めちゃくちゃキュンキュンさせてもらってます(え)
やっぱTwitterとか凄いですよ、本当。
ネタがいい。設定がいい。文才がいい。
本当私じゃ思いつかない様なネタで書いてるからウハウハで読んでるいつも。
Twitter、最高。←

閑話休題。
今回はちょっと初めての性ku描写がありました。
喘ぎごeは恥ずかしいので絶対無理です。


I’mチキン。oh...I’m鶏。
初めて秘部とか打ったわ…
カタカナは使えなかった。I’mチキン。
よく分からないものが出来ました。迷作です。



"かまぼこでヤンデレ" をリクエストしてくださった方、満足いくものを提供(?)出来なかったらごめんなさい。
コメントを見返したんですが、誰が下さったか見つけることが出来ませんでした。
三人まとめての方が良かったですかね…
ヤンデレにも色んな種類があることをこのリクエストで知りました。
監禁すればヤンデレみたいなイメージがあったので。

リクエストは全て答える主義なので、是非くださいね~!


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