第33話

戯れ①【胡蝶しのぶ・甘露寺蜜璃】
9,759
2020/01/07 12:49
『こんにちは~~!蜜璃ちゃん、しのぶちゃん!』
蜜璃ちゃんとしのぶちゃんにお呼ばれしてしまった
こんな可愛い二人と一緒に居ていいのだろうか
蜜「こっちよ~!」
今日は2人とも非番らしい
なので私達は全員着物を着ている
し「お二人とも、着物が可愛いですねぇ」
『え!しのぶちゃんと蜜璃ちゃんの方が可愛い!』
しのぶちゃんは薄紫色の着物に、濃い紫色の蝶が舞っている
蜜璃ちゃんは下に向かって白から桃色のグラデーションになってて、下に桜が散りばめられている
『二人とも凄い似合ってる!!』
蜜「あなたちゃんも可愛いわぁ~!!」
し「紺地に牡丹の花、あなたちゃんは上品ですね」
『えへへ、二人に褒められると爆発できる、、、』
し「あらあら」
しのぶちゃんは相変わらず夜会巻きだけど、蜜璃ちゃんは髪を三つ編みじゃなくて下の方でお団子にしていた
『蜜璃ちゃん、今日の髪型凄くいい!』
すると蜜璃ちゃんは顔を輝かせた
蜜「ホント?!あのね、、、今日は二人と女子会だからお団子にしてみたの!」
し「控えめに言って天使ですね(凄く似合っていますよ)」
『しのぶちゃん、逆だけどわかる』
三人で街に行った後、蜜璃ちゃんのお屋敷でお泊まりしようという予定だった
するとしのぶちゃんが何か閃いた顔でポン、と手を打った
し「髪型、お揃いにしましょう」


『可愛い~~~~!お揃い!』
蜜「ありがとうしのぶちゃん!!可愛いわ~~~!」
しのぶちゃんの部屋で二人ではしゃぐ
蜜璃ちゃんとお揃いの下でお団子にして、それに蝶の髪飾りを付けてもらった
夜会巻きだったしのぶちゃんもお団子にした
し「桃色と、紅色があって良かったです。ふふ、お揃いですね」
蜜「(笑ってるしのぶちゃん、可愛い!素敵!)」(キュンッ
『しのぶちゃんはめちゃくちゃ紫似合う!!』
し「ありがとうございます」
蜜「あの、、、ね、私、今日ちょっとお化粧して来ちゃったの、、、!」(キャーーッ
『お、化粧、、、!?そんなに可愛いのに!!』
し「あら、やはりそうでしたか!唇に少し紅が引いてあると思ったのですが、、、良いですね、お似合いですよ」
蜜「本当??やったぁ、嬉しい!あ、てことはあなたちゃんもお化粧しましょう!!」
しのぶちゃんと蜜璃ちゃんがこちらにくる
『え、!、、、二人とお揃いなら、する!』
しのぶちゃんに少しお化粧を施してもらった
し「あなたさんは、、、少し紅を引くくらいがちょうどいいですよ」
渡された手鏡を受け取って自分の顔を映す
『わあ?!凄い、しのぶちゃん、ありがとう!』
蜜「二人とも可愛いわ~~~っ!」
し「それでは行きましょうか」
蝶屋敷を出ると声をかけられた
宇「よォ、胡蝶と甘露寺と、、、誰だ?」
『ひど!!』(クルッ
振り向くと目を見開いた宇髄さん、伊黒さん、冨岡さんが居た
伊黒「かっ、、、!!」(赤面)
冨「、、、!」
宇「お前、、、あなたか、、、派手に化けたな、、、」
『化けたとは元々不細工と言ってるんですか!!』
宇「いや、ちげえから、、、」
蜜「あら、伊黒さん!どうですか?三人でお揃いなの!」
伊黒「甘露寺、、、!に、似合ってるぞ、、、」
し「冨岡さん、見つめてないで何か言ったらどうですか」
冨「、、、いいと思うぞ」
し「!!」
伊黒さん顔真っ赤だな~~~~
いやもう好き!って匂いプンプンだよ
冨岡さんも素直じゃない、、、違うわ、
言葉が足りないだけだわ
宇髄さんは、、、照れてる??
『宇髄さん、どうですか?しのぶちゃんにお化粧して貰ったんです!』
宇「ド派手に似合ってるぞ(不覚にも可愛い、、、!)」
『えへへ、ありがとうございます』
宇「4人目の嫁に来い!!」
『ごめんなさい』
ちょっと恒例になりつつある4人目の嫁推薦を断る
し「さっ、野郎共は置いといて私たちは出かけましょう」
しのぶちゃんが一声かける
『では、さようなら~~~!』(ヒラヒラ
蜜「伊黒さ~ん、また~~!」(ヒラヒラ
し「なんかあったら鴉をお願いします」(ヒラヒラ
三人に手をふって私たちは街へと向かった



宇「、、、アイツらアレで街に行くのか??」
伊「甘露寺、、、!可愛いかった、、、」
冨「、、、(いつもと違った)」
宇髄はうーんと悩むフリをする
宇「鴉でも着けとくか?」
伊黒「、、、いや、女のお出かけなら辞めておこう」
冨「、、、ああ」
宇「ずっと思ってたんだがよぉ、伊黒、お前蛇は派手にどこ行ったんだ?」
宇髄の一言で伊黒は顔を青ざめる
伊黒「鏑丸、、、!!甘露寺が可愛すぎて気付かなかった!!」

蝶屋敷を離れてちょっと歩く
『ん、、、??』
蜜「あなたちゃん、、、!それ、伊黒さんの蛇じゃない?」
蜜璃ちゃんが足元を指さす
足首に鏑丸がいた
し「あらあら、あなたちゃんが可愛すぎたのかもしれませんねぇ」
蜜「きゃーー!」
足首にいる鏑丸を持ち上げ肩に乗せる
『ちょっと返してくる!先に歩いてて!!』
し「待ってますよ」
蜜「(蛇に好かれるあなたちゃん、、、!!素敵!)」(キュン
私は小走りで蝶屋敷へと戻った


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