第32話

逆鱗②【我妻善逸】
10,101
2020/01/30 22:56
そこにはざっと数えて10人以上の子供がいた
『~ッ!』
善「こんなに、、、あああもうやだ怖い怖いよ!!助けてあなたちゃん!!!!」(ボロボロ
鬼「アァ?!お前ら、、、鬼狩りだなぁ」
『、、、この子供たちはあなたが?』


とりあえず善逸は無視しておこう
鬼「そうだよォ、うんまかったなぁ、、、」
鬼はクヒヒ、と気持ち悪い笑みをこぼす
『最低』
鬼「最低?俺がぁ?逆だろ、逆」
『は?』
鬼「わかんねぇか?ここにいる子供、ぜぇんぶ女なんだよ」
バッと子供たちを見ると誰一人として男の子がいなかった
善「、、、ここに来ようとしてた子も女の子だった」
『、、、ッ!』
よくよく観察してみる
_______あぁ
わかった、コイツは小さいいたいけな幼女を組み敷いて犯したんだ
鬼「気持ちよくさせてやってよォ、それから喰ってあげたんだ、最高の間違いだろ」
鬼は舌なめずりをした
鬼「、、、クヒヒ、イイ顔してたなぁ、泣き喚いてさぁ」
プツリ
と私の中で何かが切れた
『ふふふ、ふふ、』
突然笑いだした私に鬼も善逸も戸惑う
善「あなたちゃん?」
鬼「なんだぁ?俺に犯されてぇってか?」
『ふふ、何がおかしいかって??お前のそのクソみたいな神経を疑ってんだよ』(ズアアッ
善「(あなたちゃん、凄い怒ってる、、、!)」
鬼「コイツ、、、殺気がすげぇ!いいよ、その前に喰ってやるから!」
鬼が駆け出してくる
私は鬼の首を片手で絞める
鬼は首を絞められて苦しそうだ
鬼「お前ぇ、、、かた、てで、、、!」
『何?あの子達と同じにして欲しいって??』
鬼の首を絞める力を強める
『いいよ、尻の穴に木ぶっ刺すし』
鬼「アガっ、やめ、」
『だからさっきから何??ちっさい女の子いたぶって遊んでんでしょ、同じにして欲しいんでしょ??』
鬼は足をジタバタさせる
善「あなた、ちゃ、ん、」
後ろでなにやら善逸が言っているがどうでもいい
まずこの少女をいたぶって遊んだこの鬼を許せない
ドサッと鬼を落とす
そして首に刀を当てる
勢いよく切るのではなく、少し時間をかけて鬼の首に刀を入れる
『可哀想に、ごめんなさいは?』
すると鬼が一筋の涙を流した
鬼「ご、ごめんな、さい、、、」
『時の呼吸 拾弐の型 良心の愍れみ』(スッ
拾弐の型は痛みがなく、人の時のいい記憶が見られる
鬼「お清、ごめんな、、、いつも、ありがとう、、、」
私は鬼の頬に手を当てた
『さっきはごめんなさい、お清さん?って人と仲良くね』
鬼「、、、ちゃんと反省、する、、、お前は良い奴、だな、、、」(サァァァ
そう言って鬼は崩れていった
『あなたに良いことが起きますように』
私は手を合わせた
『善逸』
善「俺、いた意味あった、、、?」
鼻水グチャグチャの顔で私に聞く
『う~ん、わかんない』
善「ていうか、、、あなたちゃん怖、、、怒ると怖、、、」
善逸がこちらを見ながら言ってきた
『なあに、善逸、それ女の子に向かって言うの??』
そう言うと善逸はヒッと情けない声を出した
『あは、冗談だって!この子たち埋めるのと、寝かせた女の子運ぶのどっちがいい?』
善「女の子、返してくる、、、」(ダッ
善逸はボソッと言って脱兎のごとく山を降りていった
『手を合わせよう、』
そこにゴロリと転がされている少女だったモノに私は手を合わせ、涙を流した
『__あなた達に良いことが起きますように』
するとサァァァと山の中を風が吹き抜けた
女の子達「ありがとう、お姉ちゃん!」
そこにいる女の子達が笑いながらそう言ってくれた気がした


後日


伊「、、、あなたって怒るとヤマンバみたいになんのか?」
蝶屋敷の縁側で伊之助とおかきを食べていると突然言われた
額に青筋が浮かんだ気がする
『誰に聞いたの??』(ニコ
伊「、、、ッ紋逸、、、」
『そっか、ありがとう伊之助教えてくれて!』
すると角から善逸と炭治郎がやって来た
炭「、、、?あなた?なんでそんなに怒ってるんだ?」
『、、、』(ニコ
炭治郎の後ろに隠れる善逸を見る
善「、ヒェッ」
逃げようとした善逸の腕を掴む
『誰がヤマンバみたいだって??』
善「~~~ッヒッ」
炭「伊之助、善逸は何をしたんだ」
伊「昨日任務行った時にあなたがすげぇ怒ったんだとよ、んで、その姿が、ヤマンバみたいだって言ってた」
炭「それは仕方ないな」
私は善逸の顔を鷲掴みにして笑みを浮かべた
『もう一回聞いてあげるよ、誰がヤマンバだって??』(ニッコリ
善「ご、ごめんなさぁぁぁぁぁあい!!!!」



__蝶屋敷に善逸の断末魔が聞こえたという



🐔
🐔
あらぁ、なんかガチギレしたところ書きたかったんですけど、、、
ただ単に善逸が可哀想な話になってしまいました、ごめんなさい(土下座)

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