第31話

逆鱗①【我妻善逸】
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2020/01/30 22:56
鴉「かァーー!ここで小さな子供が毎夜毎夜消えているゥ!!」
私の鴉が任務を告げその村にやってきた
善「わぁ~~~あなたちゃんとの任務だなんて嬉しいなぁ!でも死ぬ死ぬ俺すぐ死ぬからあなたちゃん守ってぇ~~」(ボロボロ
善逸との合同任務だった
『あは、大丈夫だって!あんまりうるさいと埋めるけど』
善「埋める?!殺されるよお、あなたちゃんんん!!」
ビエエエと泣く善逸を宥めて聞き込みに行く
街人「なんだか最近子供が消えてるらしいわよ」
街人「ええ怖いわぁ!気をつけなくちゃね」
『すいません、その話詳しく聞きたいのですが』


『ありがとうございます』
話を聞かせてくれた街人に感謝を述べる
善「それにしても“おびき寄せる”っていうのが怖いねぇ」
『うん』
どうやら近くの山に今はもうないお寺があるらしい
親が寝ている間に子供を彼処までおびき寄せて食べていると考えた方が妥当だ
『う~ん、じゃあ夜が更けてきたら山の麓に行こうか』
善「ええっ?!行くの?!怖いよ~~!!」
『大丈夫!善逸が死んだら綺麗な女の子と結婚できないよ?』
すると善逸がシャキッと顔を上げた
善「綺麗な女の子と結婚できないなら鬼狩る」
『相変わらずだね』
周辺で聞き込みも続けながら甘味処で時間を潰した
善「暗くなるにつれて人が少なくなってきたね」
『うん、それほど鬼が怖いんだよ。私達が絶対仕留めなきゃね』
最後のみたらし団子を食べ終える
もう既に日は沈んでいた


善「、、、なんだか歌が聞こえる」
耳の良い善逸が言うのなら確かだ
『お寺の方かな、ッ!』
目の前をフラフラと歩く子供がいた
慌ててその子の肩を掴む
女の子「、、、」
『ダメだ、前に進もうとしてる、、、!』
善「ひええええ怖い!!」
『、、、ちょっと後つけてみよう』
そう言って女の子の肩を離した
ユラユラとお寺のある山へ向かう女の子
その後ろを2人で歩く
『、、、ちょっと善逸足あるでしょ』
善「だってぇ、だってぇ!」
引っ付く善逸を叩くマネをする
善「!」
『落ち着いて、我妻善逸。そんなことしてたら綺麗な女の子寄ってこないからね』
“綺麗な女の子”というワードが出ると頑張るみたいだ
善「(あなたちゃんがいるのに)」
そのまま女の子は山へと入っていった
『入っていったね、ここら辺で女の子を気絶させよう』
女の子に近づいて手刀を入れる
『ごめんね、』
倒れていく女の子を受け止め木の影に寝かせる
『トキ!』
鴉「ガァァ!」(バササッ
腕を出すとトキ、、、私の鴉がその腕にのる
『この女の子見てて欲しいんだけど、できる?』
トキ「かァ!!マカセトケ!!俺は藤の花の毒を浴びてるからな!」
『頼もしい!ありがとう、行ってくる』
女の子をトキに頼み、お寺を目指す
『(匂いが濃くなってる、ここを登りきれば、、、)』
そこへ辿り着くと鬼がいた



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