第56話

甘えて、甘やかして【時透無一郎】
10,424
2020/03/02 13:28
※むいくんと恋仲設定!








『あ"~~~…無一郎~~…疲れだよ"~~…』
任務から帰ってきて、今無一郎の屋敷に帰ってきた
でも…今回の鬼なんか最後に言ってたな…
ま、聞こえなかったけどね!! (最大のフラグ)
無一郎「! あなた! おかえり…僕今日は非番であなたと一日中一緒にいられると思ったのに」
『ごめん! でも今日はこれで任務はな…』(ボフンッ
『エッ??』
無一郎「えっ…?」
しゅるしゅると目線が下がって行く
足元には大きい隊服と刀
上を見ると無一郎が辺りを見回していた
『む…無一郎…下…私、縮んだあああああ!!』
無一郎「!? あなた…小さい…でも可愛い…」
無一郎は隊服の上だけ着た私を抱き上げて、頬を擦り寄せた
無一郎「団子みたい…」
『うへへ無一郎もね!』
無一郎「…あなた…誰だっけ…あぁ、胡蝶さんの所行こうか」
『うん…ちゃんと覚えようね』
蝶屋敷に着いて、しのぶさんに会った
しのぶ「時透くんじゃないですか…あら? その腕に抱かれているのは…」
『こんにちは! あなたでっす!』
無一郎「なんか縮んでた…」
『う~ん…多分、血鬼術かと! 頚斬った時に何か言ってましたから』
しのぶ「その鬼はなんと?」
『聞いてませんでした!』
しのぶ「あなたさ~ん……」(ニッコリ
『ごめんなさい!!』
しのぶ「ぐっ…ゴホン、ま、まぁ診察室へどうぞ(可愛い…)」


しのぶさんに特製の薬を調合してもらった



それを飲み終わって今は無一郎の屋敷に居る



しのぶさんに言われてなほちゃん達と背比べしたら少し小さいくらいだった、私可愛い((
『いや~~なほちゃん達の服がこんなにもピッタリだとはね』
なほちゃん達の服を貸してもらって、着たら凄いピッタリだった
普段用なんだろうか、綺麗な無一郎君カラーの着物だった
『クゥッ…ハッ!! 無一郎…このまま甘味処行けばおまけしてもらえたりする…?!』
無一郎「馬鹿なの」
『冗談でやんす…』
無一郎は私をじっと見ている
『…!!』(ぴーん
私は立ち上がって、胡座をかいている無一郎の上に座った
無一郎「え?」
『…いつもは無一郎のこと甘やかしてばかりだから…今日は私が無一郎に甘える!!』(ふんすっ
無一郎「! …いいよ(張り切ってるの可愛い…)」
『やった~~! ね、ね……』
無一郎の袖を引っ張って、いざ願いを言おうとしたが
『…(なんかめちゃめちゃ恥ずかしい…!)』
無一郎「? …どうしたの」
『あっ…あのね…無一郎、よ…よしよしってして?!』
無一郎に背を向けて座っていたので、振り返って言う
身長的に視線は上に上がる
無一郎「……! 恥ずかしいの? いくらでもやるのに…ほら、よしよし」
無一郎の、まだ14歳の手、でもしっかりとした手が私の頭を撫でる
『! ふふふ…無一郎の手だ』
無一郎「当たり前でしょ」
優しく往復する手を堪能していると、無一郎が手を止めた
『…無一郎…?』
無一郎「…今日はいつも僕がしてもらってる分お返しするよ」
『ホント? じゃあ、ギュッて抱き締めて!!』



無一郎「ん、」



無一郎が手を広げて、私がその腕の中に入る



私は無一郎の胸に顔を埋めて、顔を上げた



『無一郎…すき!!』(にぱっ



無一郎「! 僕の方があなたのこと好きだよ」



そう言って無一郎は私を抱き締める力を強めた



『(ほんとに無一郎のこと好きだなぁ…私)』
『んへへ…じゃあ…えっとね…膝枕して欲しいな!!』
無一郎「いいよ…あっじゃあ縁側行こ」
『うん!』
無一郎に手を引かれながら縁側に座って、太腿の上に頭をおろした
暖かい日が二人を包む
『うぉう…ちゃんと筋肉あるよね無一郎』
 無一郎「当たり前でしょ…柱なんだから」
『そりゃそうだけど~…いつも守ってくれて有難うね!!』
無一郎「好きな人を守るなんて当たり前でしょ」
『っ!? …不意打ちヨクナイ』
熱い顔を覆えば、無一郎に手を剥がされる
無一郎「こっち見て」
『…うぅ』
恥ずかしさに、また顔に熱が集まる
無一郎「ふふっあなた可愛い」
『! 無一郎は可愛いしカッコよすぎるよ…』
無一郎「可愛いは嬉しくない…」
『ごめんって、! 』
無一郎「…あなたから接吻してくれたら許す」
『エッ?!』
無一郎は ん、と目を閉じる
『(お顔が整ってらっしゃる~~~~~~)』
長いまつ毛に、整った鼻筋、薄く色付いた唇
女の子ですか? と聞きたくなるような端正な顔立ち
…でも、この人、私の恋仲の人
ぶわっと恋慕の感情が溢れる
無一郎「…まだ?」
『っ、…いくよ…』
寝ていた身体を起こして、 ちゅ と唇を重ねて離す
無一郎「…まぁ、許してあげる」
『…うん…』
無一郎「ほんとあなた可愛い…もう一回」
『っえ』
身体を起こされて、頬を包まれる
近づいてくる無一郎の顔に私は目を瞑った




無一郎「小さいあなたも良いけど、いつものあなたに甘えて欲しいな…」
無一郎の小さい声は、私の高鳴る心音によってかき消されていった
🐔
🐔
今回、幼児化ですが、中身はそのままにさせていただきました!
想像と違ったらごっめんなさい!!
無一郎の口調迷った!!(^o^)

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