※ 宇髄さんと、恋仲設定!!
雛鶴・まきを・須磨さんはいない設定です。
ごめんなさい😿
╴
『うわぁ…!!大きすぎない…?!』
御館様が最近任務漬けだった私達を気遣って下さって、この温泉宿に来ているという訳だ
「おー、ド派手にデケぇな…!流石、御館様だぜ」
『うん…!二人で温泉来るなんて、いつぶりだろうね…?』
宇髄「そりゃあもうド派手に何年前かくらいだろ?あなたも階級上がって忙しくなったみたいだしなァ」
そう言って大きな手でグシャグシャと私の頭を撫でると、肩に手を回して宿の中へ歩みを進めた
「こちらでございます」
案内されて着いた部屋は、とても豪華だった
『うわっ…豪華すぎる…』
宇髄「ド派手でいいじゃねえか!ほら、早く入れ」
背中を押されて中に入ると、ふわりといい匂いがした
『なんか凄くいい匂いがする…』
「こちらの旅館は香を軽く焚いております。」
『へ~!だから凄い落ち着くのか!』
宇髄「荷物置いてあなたもゆっくり休めよ」
『うん!』
荷物を置いて、窓際に座っていた天元の横に腰をおろす
宇髄「なんだァ?今日は随分と甘えたじゃねえか」
『うへへ、久しぶりに二人なんだもん』
肩に頭をのせれば、大きな手がするりと腰に回った
宇髄「ド派手に俺もだぜ。今日はたんと楽しもうな」
ちゅう、と頬に接吻を落とした
『ふふ、くすぐったいね』
私がそう言うと、天元は笑って手や頬等に口付けた
宇髄「そろそろ、あなたからもド派手に欲しいんだが」
とんとん、と整った唇を指で軽く叩く
ウッ、色気がダイレクトに私を攻撃してる…!
私はぐぬぬと声を零しながら近付いた
もうちょっとで触れる、という所で天元がブハッと笑い出した
『えっ!!』
宇髄「わ、わりィ!…ククッ、すまねえ、百面相してるあなたがつい、可愛くてな」
目に涙を浮かべながら口元に手を当てて笑っている
『…も、もう!!もうしない!!』
私の勇気を返せ!!
むん!と言わんばかりに天元の方から顔を背ける
宇髄「おいおい、拗ねたのかよ?悪かったって、なあ?あなた?」
オロオロと私の周りをうろつくその姿に、今度は私が笑い出してしまった
『ふふっ…もう、怒ってたのに…!』
宇髄「ド派手でいいじゃねえか」
『何が…ふふふ』
ビシッとポーズを決める天元を見ると、また笑ってしまう
もう何もかもが面白く見えてきて、自然と口角が上がっていた
『ふふっ…はー、何だか笑い疲れちゃった』
宇髄「何が面白いんだかな…まあ、笑ってるお前が一番ド派手に可愛いぜ」
またちゅう、と今度は私の手の甲に口付けをした
『う、またしてやられた…!!』
・
宇髄「おー、入るぞー?」
あの後、女中さんが来てお風呂に入ることになった
『……混浴だなんて聞いてなァい!!』
天元は腰にタオルを巻いて湯船に入ってくると、私の横に座った
私はそっとタオルを抑えるように手を前に持ってくる
宇髄「なァに、緊張してんのか?混浴より派手なコトしてんだろが」
『~~~ッ!!な、何でそういう事言うの!!ばか!!』
せめてもの対抗にお湯をかけてやる
宇髄「まーまー、いいじゃねえか。二人きりでゆっくりしようぜ?な?」
筋肉のつきすぎた腕がするりと肩に回ってくる
『んぬん…』
結局、天元に肩を抱かれているこの時間も全てが好きなのだ
こいつァ…やっかいな男だぜ…(?)
宇髄「おーおー、幸せそうな可愛い音させやがって!襲っちまうぞ~」
『な、そんな音させてない!!てか脚触んないで!』
宇髄「照れ屋さんだなァ俺の嫁は」
ハハハ!と豪快に笑う天元の顔をジッと見つめる
宇髄「…?なんだ?ジッと見て」
『………』
座っていても尚、高さがある天元の顔。
私は腰を上げて、軽く触れるだけの接吻をした
宇髄「!?」
『……今日のイチバンは、私だね』
宇髄「…~~~~ッ!お前…!何可愛いことしてくれてんだよ…」
ゴボボボボと湯に顔を付けて 耳と首を赤くする天元の姿は、きっと私しか見たことがないだろう
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かぁ~~~~~~~~~~!
照れる宇髄さん…良い…良すぎる…
炭治郎「ここで大正コソコソ噂話!」
あなたちゃんが最後に言っていた “イチバン” の意味は、
その一日の中で最初に口に接吻をしたら、みたいな感じです。
…伝わりますかね?
読み返したらわかると思いますが、宇髄さんは手や頬に接吻をしても “口に” はしていません。
だからあなたちゃんがした時に、『イチバンだね』と言ったのです。
日常的にどちらが先に口に接吻するか、コソコソ競い合ってたら可愛いですね。
競い合っていても、あなたちゃんは自分からの接吻は恥ずかしい模様…
やっぱり相手にしてもらうのって最高ですよね😊😊
ま、自分はないんですけど😊😊😊😊
そういうもんですよね、現実って😊😊😊
はぁ、しのぶさんと顔を交換したい人生でした。
そんなことができたら私は今頃家にイケメンが押し寄せて来てるので…
むん!
炭治郎「…そ、そういう事だな!!!」
🐔「しのぶさんと顔を交換したい…(二回目)」
しのぶ「顔を複製する薬はありませんよ」
🐔「う、うわぁぁあ!!!美人がいる…ッ!」
甘露寺「あら~、しのぶちゃんに炭治郎くん!久しぶりね~」
炭治郎「お久しぶりです!」
しのぶ「あらあら…甘露寺さん」
🐔「あーッ!!蜜璃ちゃん来ちゃった!!」
珠代「…あら?🐔さん、お久しぶりですね」
🐔「たっ、珠代様…!!!お久しぶりです…てか初めまして…?!愈史郎は…」
珠代「愈史郎は買い物に行っていますよ」
炭治郎「あ、珠代さん!!お久しぶりです」
珠代「あら、お久しぶりです」
🐔「…!?ちょっと待て、なんか叫び声が聞こえないか…?アーーッ!!あれはどこぞのタンポポ!!!炭治郎、この楽園にアイツを近付かせるな!!」
炭治郎「善逸の事か…!!行ってきます!!」
善逸「ねぇぇぇぇココ凄い美人な人達いるね!???スーーッア"ーーッ!!いい匂いする!!!皆さんお美しい!!!!結婚して!!??」
🐔「こいつ、いつの前私の横に…!!!」
善逸「しのぶさんに甘露寺さん…!!え?!!!このお美しい人誰!???」
炭治郎「この人は珠代さんだ」
善逸「…え?炭治郎、この人と知り合い?うそ?ハァッ?!!いいご身分だな…!!!」
しのぶ「…騒がしいですね…」(怒)
甘露寺「(怒ってるしのぶちゃんも可愛いわ…!!)」
珠代「…あっ、あの…」
善逸「珠代さんって言うんですね!!!綺麗です!!!俺と結婚しt((
🐔・炭治郎「あッ」
愈史郎「誰だお前は…!!!珠代様に近付くな…!!!」
善逸「痛?!!誰!???急に殴ってきたんですけど!??」
珠代「ゆ、愈史郎…!」
🐔「…愈史郎くん…善逸、諦めた方がいいよ。愈史郎くんだもん」
善逸「だから愈史郎くん誰?!!!」
愈史郎「珠代様の名前を気安く呼ぶな!!!」(殴)
善逸「理不尽ッッ!!!!!!」
炭治郎「相変わらずだなぁ…」
🐔「…その後、善逸の姿を見たものは居ないという____」
善逸「勝手に殺すのやめてくれない!!???」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!