勢いよく身体を地面にぶつけたから痛い_______なんて
ことはなく、ただただ身体に力が入らない。
なんとか体制を戻そうとして腕を立てて
立とうとする
そう言うと、ハヤミンは私の隣にしゃがんで
額に手を当てる
ハヤミンの手、冷たくて気持ちいい……
その瞬間、ぼんやりと見えていた人の影が
急に消えてバタン、と音が聞こえてきた。
その他にも横たわっている人や顔が赤い人
私と同じ症状の人たちがたくさんいる
集団感染とかだったら笑えなすぎるな…
電話を手に取って何やら
しかめっつらをしている先生
持っている方の手にビキっと血管が見えた
…まわらない頭で先生の話を要約すると
この集団感染の理由は人工的に造られたウイルス
使ったのは電話の相手
感染した人は潜伏期間や初期症状は個人差が
あるといえども1週間もあれば全身の細胞がグズグズに
なって______________
考えるだけで夕食として食べたパンが
胃から込み上げてくる
そして治療薬はこの事件の犯人が持っている
犯人はこの島の山頂のホテルで取引をしたいらしい
犯人が私たちに渡すのは人工ウイルスの治療薬
そして私たちに要求してきたのは
渚と茅野ちゃんのこと……?
殺せんせーを狙うのは分かっていたけど
何でその2人も条件に入れたんだろう…
烏間先生は考え込んでいた。
どちらを選んでも生徒に危険を及ぼすから
プルプルと震える手を何とか地面に立てて
どうにか地に足をつけようとする
こう言う時のハヤミンの口調は淡々としていて、
はたから見たら怒っている風に見える。
ハヤミンは怒ってるんじゃない
私を心から心配しているんだ。
分かってる、分かってるから
こんなに無茶を言える。
するとカルマが黙って私の前に歩いてくる
コツコツと、何も喋らずただいつもの顔で
私の正面に立った。
すると肩を押されて綺麗に
そのまま押された方向へ尻餅する
『違う』











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。