チッバのことを好きになったのはこのE組に
なってからのこと。
まあ簡単に言えば“病み期“みたいなもの
だったのかもしれない。
2年の3学期、ある事件が起きそれと重なって
学年末テストで成績を思うように振るえず成績不振と
なりE組に落とされた。
勿論家でも大バッシングの嵐
……とのようなお言葉。
私もこんな成績を取るのは嫌だったし
エンドのE組なんて一刻も早く抜け出したかったので
友人関係は一切作らずに早く理事長からの推薦を貰って復帰しようと思っていた。
そう思い、実際に中間テストが終わるまでの間は
誰ともつるまなかったし、話さなかった。
だけどテストが終わって1週間後
きっと相手からしたら私は最悪
誘ったのに断られた上に何故か説教まで。
あの時は全て私が悪かったと今思えるようになった
成績でのイラつき、暗殺やら百億なんかより家族に
認められる方が大切だったのは今でもそうだけど。
それでも流石にあの対応は無かったと思う。
あんな質問をしたのも意味がない
お花畑な脳みそ達に聞いたって安心する回答が
返ってくるはずもないのに。
修学旅行が明けてから初めての学校
結局修学旅行は休んで3日間図書館で勉強をした
欠席すると殺せんせーに言うと泣きながら縋って
止められたけど振り解いて普通に休んだ。
私は普通より出来損ないの頭なんだから
誰よりももっと勉強しないといけないのに。
やっと今日も学校が終わった。
このまま直で帰ればギリ本校舎の人たちと会わずに
帰れる、いつもそうしてきた。
無視より断った方が効率的かなと思い返答したが
逆効果だったようだ、
今私はこの髪の毛が長い男に腕を掴まれている。
その瞬間、私にも1つの考えが降りてきた
“コイツはもしかしたら______________“
そうやって私が相手に手を差し出して
2人で握手を_____________。
あの時思った考えが1つ。
この人だったら、もしかしたら。
“私の劣等感を殺してくれるかも“と思ったから。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。