第7話

# 006
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2019/03/23 05:58
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 先輩と別れたあと 、とぼとぼ家に帰る 。
 今日は 、1人か 。
 いつもてひょん居たのに 。
 あー 、考えちゃだめ 。
 てひょんのこと考えると 、心が苦しくなる 。
 胸がぎゅっと締め付けられる 。
 なんだか 、だるい 。
 朝 、嘘ついたからかな?
 神様怒っちゃった…?
 自業自得か 。
 自分が弱虫で 、てひょんに告白出来なかったくせに 、
 心配して欲しいから 、嘘ついて 、
 このこと 、てひょんが知ったらどうなるだろ?
 私の事 、軽蔑するかな?
 てひょんは 、優しいから 、そんなことしないか 。
 あー 、色々と考えすぎた 。
 頭がズキズキする 。
 まだ 、お昼なのに 。
 バタン
 そんな音と共に 、私の体は地面に倒れ込んでいた 。










微かに 、微かにだけど 、










 てひょん
てひょん
   あなたっ 、あなた !?   








そうてひょんの声が聞こえた 。









気のせい...だよね… 。










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