第16話

# 015
140
2019/03/27 09:18
 _














 me
me
   じみなっ...   











後ろを振り返るとそこに居たのは消えた幼馴染 。
 なんで 、こんな時に会うの?
 今は会いたくなかった 。
 そうは思うけど 、私の頭の中にはてひょんと彼女がキスしていた所 。











 じみん
じみん
   あなた ... 、   







貴方はそう私に優しくする 。


泣きたくないのに 、溢れる涙 。















 me
me
   うぅ... 、   







そんな私にじみなは優しく抱きしめる 。
 やめてよ 。
 じみなのこと振った私に優しくしないで 。







 じみん
じみん
   何があったか 、分からないけど 、   
 じみん
じみん
   無理しちゃダメだよ...?   
 





私の癖じみな忘れてなかったんだ 。
 無理をして溜めてしまう癖 。








 me
me
   ごめん ...   






じみなと会えた喜びより 、
 こんな時に再開したことが嫌 。









 じみん
じみん
   誰かと一緒に来てたの?   






そう優しく問いかけるじみな 。









 me
me
   先輩...と   







私 、すっかり忘れてた 。
 今日先輩と来てたんだ 。
 あー 、絶対迷惑かけてる 。
 水も置いてきちゃったし 。
 戻らなきゃ 。
 そう思い 、足を動かす 。









 me
me
   ごめん 、もう行くね 。   
 じみん
じみん
   待って 、   
 じみん
じみん
   あの時は約束守れなくてごめん 。   







約束...






_











 me
me
   ずっと一緒にいようね!!   
 じみん
じみん
   うん!   
 てひょん
てひょん
   約束だな!!   







_







「 ずっと一緒にいよう 」 か 。
 きっとじみなが約束を守れていても 、
 私が守れない気がする 。
 一緒にいよう なんて 。
言葉だけじゃん 。










 me
me
   ごめんっ...   







私はそれだけ言い残し 、
 じみなの前から去った 。








_

プリ小説オーディオドラマ